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跡の伝承
辿り着いた摂理と理論

一般社団法人 筋整流法協会事務局
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腱引きでいう天窓を押したとき、セレトニンが分泌される事がわかりました

天窓突きの効果とデータ

昔から眠れない方に天窓は効くと言われていました。
興奮した状態からリラックスした状態=交感神経から副交感神経に移行するからです。
目覚めの時などに分泌されるセロトニンは副交感神経から交感神経への橋渡しと言われています。
セロトニンの分泌では、覚醒してしまうのです。
眠りには、メラトニンの働きが不可欠です。
メラトニンは1958年にアメリカの皮膚科医によって発見されました。眠りを誘うホルモンとして有名で食品にも含まれますが、ごく微量であるため十分な量を食事から摂るのは難しいです。ではどのようにして人の体内に存在するのか?そこにはセロトニンという神経伝達物質の役割が欠かせません。
牛乳やバナナに含まれるトリプトファンというアミノ酸を原料に体内でセロトニンが生成されます。そのセロトニンを経て睡眠ホルモンのメラトニンが生成され、脳の奥深く豆粒サイズの松果体という器官から分泌されます。
メラトニンの生成に欠かせないセロトニンは、脳内の情報伝達物質です。
脳には情報を伝えるためにたくさんの神経が張り巡らされていて、その神経の先端からセロトニンなどの化学物質を放出して次の神経へ情報を伝達させています。セロトニンは精神のバランスをとる役割があり、セロトニンが不足すると、心のバランスが崩れ、気分が重くなったり、感情をコントロールできなくなったり、うつ状態になったりしてしまいます。
睡眠や心のバランスのために重要な役割を果たすセロトニン。そのセロトニンが作られるために必要なのが、必須アミノ酸の一つ「トリプトファン」です。必須アミノ酸は体内では作られないため、食事からの摂取が重要となります。食べ物から取り入れたトリプトファンを元に、酵素の働きによりセロトニンが生成されます。このセロトニンが、先にも述べた通り心や体を元気にしたり、精神のバランスをとる働きをしてくれるのです。
このように、良質な睡眠に欠かせないメラトニンは、トリプトファン→セロトニン→メラトニンという順番で合成されていきます。

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メラトニンとセロトニンは表裏一体な存在

夜になって自然と眠くなる、一度眠ったら深く休むことができる、こういった眠りのサイクルにメラトニンというホルモンが重要な働きをしています。そしてこのメラトニンをしっかりと分泌させるためには、(精神のバランスをとることで“幸せホルモン”とも呼ばれる)セロトニンが不可欠です。
夜眠る時間帯にメラトニンが十分に分泌されるためには、日中にセロトニンがしっかりと分泌されている必要があり、眠りを考える上でメラトニンとセロトニンのふたつの物質は表裏一体な存在だと言えます。
そんなメラトニンは、年齢とともに分泌量が低下していくため、高齢の方に寝つきの悪さや、目が覚めてしまうなど眠りにまつわる悩みが多い原因となっています。
セロトニン神経(5-HT神経)の活動特性は、覚醒時に抵頻度発射(規則的な 3–5 Hz の発射活動)を継続して、標的細胞のシナプス間隙に一定のセロトニンを分泌させ、覚醒状態を維持することにあります。
痛みやストレスなどの内外環境からの覚醒・ストレス刺激には影響されないで、徐波睡眠に移行するとその活動が減弱、レム睡眠になると、完全に消失します。
脳内のパターン形成機構によるリズム性運動(歩行運動、咀嚼運動、呼吸運動、グルーミングなど)で興奮し、覚醒状態における種々な活動に適度な緊張(抗重力筋の緊張や交感神経の緊張など)を与える役割があるとされ、覚醒時の5-HT神経系の活動が抑制された状態はうつ病や慢性疲労症候群などの症状を惹起(じゃっき)するとされています。
抗うつ薬にはセロトニンに関わる薬があり、TCA・SSRI・SNRI・MAO阻害剤が主に当てはまり、セロトニンの再取り込みを阻害することによってシナプス間のセロトニンの量が増えるとされていますが、製薬会社は自社の抗うつ薬の宣伝として、セロトニンの欠乏を正常化するというように説明していますが、これは証拠によって裏付けられていない比喩的な説明です。
正しい指導によってセロトニンの活動が活発化することは、有田博士によって証明されています。薬に頼らずにセロトニンを活発化させる方法も学びましょう。

全アルファ波の測定から見て

全アルファ波<アルファ波(アルファは、α波)はヒト・動物の脳が発生する電気的信号(脳波)のうち、8~13Hz成分のことをさします。この測定では、目をつぶった時にアルファ波は増大しています。
目を開けている時との差は明らかで、目をつぶればリラックス状態になることがグラフから読み取れ明らかです。
しかし、天窓を突いた時にも目を開けているにも関わらず、アルファ波は増大しています。
この現象は、リラックスしている状態となる訳です。もし、ホルモンが関与していると考えるならセロトニンが増大していると推測できると思います。
私は、天窓を突いてうつ病、不眠に対して効果ある施術の理由として、導出静脈状を圧迫することにより、矢状洞に溜まっている脳髄液が静脈に吸い上げられ、脳を取り巻く脳髄液がリフレッシュされ、脳環境に変化を持たせらリラックス状態を導き出している。とされていました。腱引きは、この施術ばかりで精神疾患に立ち向かっているのではなく、延髄を中心とした脳神経ルートと筋肉の関係を追及しています。
このデータから天窓を突いて、眠くなるのは、天窓を突くことにより、何らかの作用でセロトニンが分泌され、一時的に目をつぶった状態のようなリラックス状態となり、その後、セロトニンからメラニンに一気に変化していると考えると眠気の存在に理由がつきます。

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アルファ波2の測定から見て

アルファ波2<脳が発生する電気的信号のうち、8~10Hz成分のことをさします。この領域は、アルファ波全体より抽出され、セロトニンの分泌を推測する脳波とされています。

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全体アルファ波と比べるとアルファ波2の縦軸の周波数は縮小していますが、全体の11~13Hzを排除してみると驚くべきことが判明しました。
標準を取るための測定を1分間ずつ、目を開け閉めを行い測定に入りました。
目を閉じる一瞬だけアルファ波2が増大して、あとの数値は減衰していることが判ります。
全体アルファ波では、目を閉じたときに波形は大幅に増大し、維持していることから11~13Hzとアルファ波2の働きが違うことが推測できます。
天窓を突いた後の20秒前後にアルファ波2が増大しています。それも標準値を上回る数値を示しているため、明らかに脳に対して作用したことが判明しています。
開眼状態での天窓を突いてからのアルファ波2が数値的なは値上がりがあり、ピークを迎えています。
このことから天窓突きはセレトニンを分泌する方法のひととして考えられます。
今後の施術に対して我々はこのことを大いに意識し、手技を充実させていきましょう。