■第26期集中合宿 -第4週目レポート-

6月3日(月)~7日(金)

≪M.Sさん アルゼンチン 40代女性≫

講義づくめの一週間が終わり、解剖学など今まで目を通したことのないジャンルに入り、脳がパンクの毎日でした。読んでも理解できないもの、出来ているようだけど説明出来ないもの、何度か読み直したり、一緒にみんなで話したりしている時にふっとお腹の中に落ちてくるもの、色々ありました。
消化できてくると一気に楽しくなります。今まで感覚でやってきたので、手で触れるもの感じるものだけでしたが、そこに構造や解剖学、生理学、入ってきてしっかり裏付けがあり理解ができると確信に変わってくる。なんとなくこんな感じ、というところから出れるともっと知りたい!という心が生まれますます楽しくなってきました。この心を忘れずに進んでいきたいな、と思います。

≪Y.Iさん 山口県 50代男性≫


今週から診断師コースが実施されました。

診断師コースの中のグループ診断については、先週末からの流れの中で全員が検体となり、じっくりと検体を観察する中でどこに問題があるのかを推察する能力を身につけるトレーニングを行いました。
診断方法には、聴取・視覚・接触の3診断がありますが、今までは漠然と検体を眺めて身体の腱をひたすら引く作業でしたが、検体のちょっとした仕草、身体のバランスや屈曲伸展での微妙な可動域の動きなどを感じ取り診断するという事が非常に難しいと改めて気付かされました。
同時に診断することができ、更に一歩前進しているなとも感じました。
今週末には、診断師講座のまとめとしての学科試験も実施されました。(結果の報告についてはまだ発表されていませんが)
私は本を読む事は好きなのですが、暗記が苦手で、なかなか覚える事が出来なくて苦労しました。
全員合格しなければ追試になるとの事でした。
全員で合格出来れば嬉しいのですが、結果次第では来週は追試からのスタートになるかもしれないです。
それはそれでまたいい経験になると思います。

今週は試験前に中澤順子様が指導応援として来られました。
試験前の講義の中で実践形式(患者と向かい合った状況)での接し方、話し方、考え方、物事の捉え方など新たな気づきを頂きました。
実際に自分が受けたこの感覚をどう相手に施術するか。これからの課題となりました。

先週末には小口先生と26期生のメンバーとご一緒にクルージングさせて頂きました。
メンバーとの交流も深める事ができ、大変楽しく思い出深い休日となりました。
小口先生のお心遣いに心から感謝しております。

来週から診断師コースが合格すれば、腱引き師コースとなります。
奥義伝授と実践の日々が始まります。
一つ一つ大事に取り組んで行きたいと思います。

≪Y.Kさん 静岡県 50代女性≫

今週から本格的に診断師コースとなり、お勉強の時間が増えました。
しかし、なかなか覚えられず焦りばかりが・・・。
試験の前に塾頭先生にして頂いた施術でとても爽快になり、目がスッキリしましたが、
結果でその効果を出せなくて申し訳ありませんでした。
テストの為でなく、自分の為に知識は必要なので、本筋を見失わないように努力します。
来週もよろしくお願いいたします。

≪T.Tさん 神奈川県 60代男性≫

第4週目では実際の施術と理論が合致する様にマニュアルを読むだけでなく、膨大な資料に目を通して週末に実施される筆記テストに向けて勉強しました。

ただ慣れない部位の名前や、理論に悪戦苦闘し、記憶力の低下を実感するばかりでせっかく要点を解説してもらっても直ぐに忘却の彼方へとなってしまう状況で気持ちだけが焦ってしまいました。

試験も大変ですが、まだまだ施術も確信が持てる状況には無く、みんなのアドバイスを受けて確実に腱を捉えられるようにと繰り返し施術を練習しています。

当初から予想はしていましたが、講習期間が短期間ですので日々ハードな内容の参考資料を少しでも自分の身に付けるようにと頑張っています。

≪Y.Sさん 埼玉県 30代女性≫

診断士コースに入りました!

私は知識が欲しいのに、聞きなれない言葉だったり初めて見ることになかなか理解出来ませんでしたが、痛みについて、それぞれのメカニズムなど、もっとたくさん考えてみなくてはならないのだなと気付かされました。そして何よりも診断をする上でのものの見方や考え方をたくさん学びたいです。構造ももっと筋肉と仲良くならなくてはならないのかなと思います。同期の皆さんに助けてもらいながら、頑張ります!

そして、先生方に施術して頂いたりしてみるととても参考になることが沢山ありました。やっとその事がわかり始めて、コツや経験談が私の宝物になって、感謝の気持ちでいっぱいです。これからもよろしくお願いします。

こないだの週末は小口先生にクルージングに連れてってもらいました。私は以前、船で遭難したことがありましたがそのトラウマも克服出来たし、素敵な富士山も見ること出来ましたし、水の上の静かな世界が素敵でした♡貴重な体験をありがとうございます┏○ペコッ

土曜日は見学、日曜日は勉強会、月曜日は試験の追試、寝不足の日もあるかもしれなかった1週間でしたが、このあとも引き続き全員で楽しく頑張りたいです。

≪T.Nさん 千葉県 50代男性≫

集中合宿の第四週目、診断士コースとして、診断に関わる座学を習った。
難しくてよく理解出来ない内容も多々あったが、正しい診断に基づいた施術を行うための知識と診断法を習得し、患者さんに負担を掛けず短時間で改善出来るよう頑張った。
1回目の診断士の試験に臨むに当たり、研修所だけでなく宿泊先でも勉強したが、こういう風に勉強すること自体が久しぶりなので、なかなか大変だった。
それでも、濃い講義内容を短期間でしっかりと覚え込んでしまうのは難しくて、何となくしか覚えられなかった。
患者さんの状態を正しく診断出来るようになるために、この試験を勉強の取り掛かりとして、実技だけでなく理論的なことも今後しっかりと身に付けていきたいと思った。

≪T.Aさん 静岡県 40代女性≫

4週目では、視覚、聴取、接触診断を学びました。
患者さんの身体を観察し、身体の状態を聞き、身体に触ってみる
患者さんがどんな施術をして欲しいのか、どんな施術をしなければならないのか、この3つの診断方法が施術前に大切な事を学びました。

≪R.Kさん 大分県 20代男性≫

腱引きの理念の中には人生においても大切であるなと思う事が多数あります。まず、「新たな術式を発見した場合であっても秘匿する事なく開示し」という文面があります。人間というものは自分が手に入れた物を独り占めしたいという心があると思います。でもそうやって、一度手に入れたものにしがみ付き人と共有しない事で、新たな発見を手に入れられなくなり、分かち合う喜びも知れないと思います。こんな風に綺麗事を書いていますが、自分も独り占めしたいと思ってしまう瞬間があります。長い目で見たら、秘匿しない事が巡り巡って自分にも返ってくるような気もしますし、気分も良さそうです。実は高校の時くらいから仏教の考え方に興味があり、何冊か本を読んでいました。その中にも、手に入れた物を握ったままでは、他の物を掴めない、手を開いて逃げていっても本当に自分に相応しいものなら返ってくるとそういった事が書いていました。奥が深いです。
次に、「施術者の利益を追求する事なく、共に生きる人々と幸せを共有できるよう…」という言葉です。私は、19歳の時に古着屋を開いてひたすら利益を追求して来ました。しかし、21歳になってしばらくした時に、利益は少し出てくるようになったけどこのまま人生を続けてもいつか虚しくなるという風に感じました。というのも、古着の仕事は楽しいけれど、誰かの為になったり、人を助ける喜びをあまり感じていなかったかも知れません。また、大学四年次に担当してくれた教授が仕事について教えてくれました。仕事っていうのは自分が誇りを持ってできるかどうかが大事だと。そんな、時期に父が腱引きをしている事を思い出し、腱引きは、人を幸せにして誇りをもって出来る仕事ではないのかと思い、それが腱引きを習うきっかけでした。今の自分の目標は、古着の仕事と腱引きのを両立させて、自分も他の人も幸せになる事です。話が大きく脱線しましたが、幸せを共有する事を第一に考えれるようにしていきたいです。まだ、自分本位なところがあります。若さのせいなのか、経験が足りないのか分かりませんが、難しい課題が出て来ました。
いつも、自分は何か一生懸命に取り組む中で人生の課題を見つけ解決して来ました。高校まではサッカーをしながら、大学では経営をしながら、これからは腱引きをしながら課題を見つけ解決していくのでしょう。どんな試練があるのでしょうか。楽しみにしておきます。
ここから、やっと先週の振り返りのレポートになります。先週はついに診断士コースが始まりました。基本上級までは学んでいたので、ついに新しい内容に入って脳が活性化するのを感じました。初めはグループ診断をしました。普段生活しているとあまり気づきませんが、人の体をよく観察すると歪みがあります。その歪みの原因を探るべく、患者さん役の人に普段の生活や、怪我や事故について質問をすると、その歪みの原因になり得るような事象が聞き出せて、なんだか謎解きゲームをしているような気分になりました。また、接触診断では異変がある場所の筋肉が張っていたり、可動域が狭かったりと違いがわかって少し感動しました。
診断師の講義を受けてみて感じたことは、やはり自分が興味がある事や役に立つ事を聞いている自覚があるので全く眠くなりませんでしたし、楽しいと思えました。高校や大学では、授業をおもしろいと感じる事がほとんどなく、自分は勉強が向いていないのかも知れないと思っていましたが、意欲が湧く物に出会えて嬉しく思いました。
そして、金曜日にはテストがありました。また大学の話になりますが、大学ではロクにノートも取らず、先輩の過去問や友達のノートを見せてもらいテストに望んでいました。しかし今回は違います。自分が取ったノートを更にまとめて家に帰って復習をしてテストに挑みました。テストのできは完璧ではなかったもののできる限りの努力はできたので、そこは自分を少し褒めたいです。
そんな、診断師コースの一週目が終わり、土曜日にはお祭りが開かれていました。住んでいるマンションが商店街に近いので太鼓の音やお祭りにいく賑やかな声が聞こえて来ました。小さな頃は祭りが大好きで、喜んで行っていたのに今回は行きませんでした。昔の自分とは何が変わってしまったのでしょうか。今後も、そういった変化があると思いますが変化を楽しんで生きていけると良いなと思います。