■第26期集中合宿 -第5週目レポート-


6月10日(月)~14日(金)

≪M.Sさん アルゼンチン 40代女性≫

腱引き師コースに入りました!毎日が頭がパンク状態になるぐらいたくさんの事を学んでいますが、消化していくのには時間が必要です。なのにまだまだ学びたい!知りたい!と心の方は止まりません。

今週は初の実戦、実践がありました。前の日に習った捻挫の講義もあり、向かう車の中で捻挫になったばっかりの人に当たりたい!と言っていたら本当に当たってしまいました。やった!実践できる!と思ったら、前日やった捻挫のケースとは違く、覚えた事は出来ませんでしたが、また違う捻挫のタイプを見て違ったアプローチでしたが、患者さんの足首の痛みが最終的に取れて普通に動けているところを目の当たり出来たことが大きな一歩になったような気がします。

残りあと10日となりました。まだまだ自分ができるのか不安しかない状態です。26期のみんな、先生軍、サポートしてくださる方々、そして安心して学んで行ける環境を作っていただいている事に感謝です!

≪Y.Iさん 山口県 50代男性≫

今週から診断師コースが実施されました。

診断師コースの中のグループ診断については、先週末からの流れの中で全員が検体となり、じっくりと検体を観察する中でどこに問題があるのかを推察する能力を身につけるトレーニングを行いました。
診断方法には、聴取・視覚・接触の3診断がありますが、今までは漠然と検体を眺めて身体の腱をひたすら引く作業でしたが、検体のちょっとした仕草、身体のバランスや屈曲伸展での微妙な可動域の動きなどを感じ取り診断するという事が非常に難しいと改めて気付かされました。
同時に診断することができ、更に一歩前進しているなとも感じました。
今週末には、診断師講座のまとめとしての学科試験も実施されました。(結果の報告についてはまだ発表されていませんが)
私は本を読む事は好きなのですが、暗記が苦手で、なかなか覚える事が出来なくて苦労しました。
全員合格しなければ追試になるとの事でした。
全員で合格出来れば今週は診断師コースの追試験から始まりました。
メンバー全員での一発合格とはならなかったものの、2回目で全員合格となりました。
自分達がそれぞれ間違えた問題は一生記憶に残るんだなと感じました!
今週からいよいよ腱引き師コースが始まりました!
奥義七伝の伝授から始まり、足関節の調整(捻挫の修復術)及び野外実習ということで、富士宮東高校のバスケットボール部員の生徒の皆さんの応援を頂き、実技演習を実施しました。

奥義伝承では、筋整流法の長い歴史とその中に脈々と受け継がれている志に心打たれました。
これからも武士道15訓を教訓として、驕ることなく真摯に受け止めて自分の成長に繋げたいと思います。

捻挫の修復術では、手技の実技指導の段階で「こんな軽いタッチで本当に捻挫が治るのか!?」
という気持ちでしたが、実際の治療映像を見てそんな不安が吹き飛びました!
修復術を試すのが楽しみです!!

富士宮東高校での実技演習では、2名の生徒さんを施術させて頂きました。
1人目は2年生の方で、ポジションはFWとガードで、日頃の練習ではかなりのぶつかり合いをされており、特にジャンプ着地後に背中・腰に痛みが走るということでした。直立姿勢で膝・腰・肩のバランスが崩れていました。
基本施術を行う中で腰の3番目の腱が少し浮いているのがわかりました。
基本施術後の運動指導後に痛みを確認したところ、痛みが取れたと言われ、その瞬間の生徒さんの嬉しそうな笑顔が最高に嬉しかったです!
2人目の生徒さんは1年生で、ポジションは1人目の方と同じでした。
特に左膝を深く屈曲した際に痛みが出る状態でした。
直立姿勢では両膝が外側に広がった状態が見受けられました。
基本施術対応後の運動指導後に痛みの確認をしてもらいましたが痛みは消えず、再度足の巻調整からの施術を2回繰り返しましたが改善出来ないまま塾頭に施術をお願いしました。
痛みの原因は膝関節内側の縫工筋の位置ズレと判明し、位置修正を行なって頂き、痛みを解消する事が出来、ホッとしました。

今回の実技演習で聴取・視覚診断する中で原因を掴みきれずに時間ばかり費やし、正確な判断が出来なかった点が今度の課題となりました。
同時に身体の正常な筋肉や腱のポジションと異常な位置の違いや修正する際の強さ加減(痛みを伴う場合でも戻しきるための力加減)の難しさを痛感させられました!

来週も腱引き師コースが続きます!
腱引き師として、階段に足を乗せたばかりですが、日々研鑽と反省を怠らず、一つ一つ確実に階段を踏みしめていきたいと思います。

≪Y.Kさん 静岡県 50代女性≫

診断師試験に無事全員で合格する事ができました。いろいろ言いながらもテスト前は皆さん無言で勉強していて、良い刺激となりました。毎日一緒にやっているので、目には見えない絆というか、連帯感が生まれて、お互いに助け合ったり刺激しあったりできるのが、集中合宿の良い点だと思いますし、ありがたいなあと思います。
奥義、極意についての講義も受けました。学ぶほどに山の大きさを感じ、自分がやっていけるのか、不安な気持ちも大きくなりました。でも、結局は自分ができる事を一つ一つやっていくことでしか、その山を登れないのだと思うので、焦らず緩まずやっていこう、と自分を励ましています。
後半はいよいよ腱引き師コースの講義も始まり、捻挫や股関節の施術について学びました。
私はまずは自分の子供たちの捻挫や腰痛のケアができるようになりたいので、基本を学びつつ、常に自分自身でも、何がどうなっているのか、どうすればいいのか、を考えながらやらなくてはと思います。
また、症状改善のためには、患者さんと、より良くコミュニケーションをとりつつ行う事がとても大事なので、患者さんの言葉や反応をきちんと受け止められるように、先入観や自我を時には捨てる事ができるようになりたいと思いました。
14日は、先輩腱引き師の方(上田先生)を始め、初めての実際の患者さん、午後には富士宮東高高校バスケ部の方2名、と4人の初対面の方に基本施術を行いました。緊張しないように行ったつもりでしたが、終わった後はかつて無い位、ドッと疲れました。
上田先生は、もっとゆっくりやっていいよとご指導くださり、自分自身が疲れないやり方のヒントを頂きました。筋肉を支配しようとせず、馴染んで受け入れてもらう事も大事なんだと思いました。生き方にも通じるな~。
相変わらず忙しい毎日ですが、実はとっても贅沢な時間なのだと気づき、大事に時間を過ごしていきたいと思いました。そういったことも、参加していなかったら気付かなかったかもしれません。感謝です。
来週もよろしくお願いいたします。

≪T.Tさん 神奈川県 60代男性≫

いよいよ診断師コースも終了し腱引き師コースに入ってより多くの関連する知識と確実な施術の重要性が見えてきました。

何より患者さんの診断の重要性、症状の根本的な原因の追求とその後の施術の組み立てといった一連の施術方針の確立をしっかりとやらなければ施術どころではないという事、間違った診断は患者さんの症状悪化にもなりかねないので安易な判断は出来ないという事が講習が進むに従って重くのしかかってきています。

コースが進むに従い診断力が一層重要で、施術の成否は診断にあると言っても過言ではないと痛感しています。

腱引き師コースに入って初めて野外実習を経験し高校生の施術を実施しました。

実は高校生に基本施術を実施して左右の身体の違いが触れてみるだけでわかったのですが、本人の自覚症状として右側の張りと手足の重さを言われたものの基本施術以外に解消の術を知らず、結果として身体全体のバランスや身体のリラックス度は良くなったものの張りや重さの根本的な解消をしてやれなかった事に申し訳ない思いで終了しました。

今いくつかの奥義を習得中ですが、基本施術のより確実な習得と症状に合わせた施術の方針の組み立てで、症状改善に向けてより一層技量向上を目指したいと思います。

≪Y.Sさん 埼玉県 30代女性≫

腱引き師になるということの実現に向けて足踏みしはじめました。知識がないことがほんとに悔しい気持ちになってきます。そんな中気づきました…私の腱引きスタイルを作るのは施術実践なのだ!

たくさん施術をしたいです。

授業の中で勉強の仕方や覚え方教わりました!とりあえずやってみるのが私なので、少しずつ作ります。

金曜日はまだ基本を覚えたばかりだったのに、実習でお出かけしましたが、やはり力不足でした⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎

一緒に来てくださった先生方が見守る中初めからできる人はいないから最初はそれで大丈夫という言葉に安心して施術出来ました。生徒さん達は、痛みの反応がバラバラで力加減が難しかったんですけど、加減については自分を信じることも必要かなと、これは経験を積み力加減を身につけようと思いました!施術の機会が訪れる度の触れることの出来た症状や改善の知識は覚えて行こうと思います。来週も施術に伺えるのですがまたよろしくお願いしますm(_ _)m

土曜日は合間に富士観光に連れて行ってもらいました。雨が残念でしたが、焼きそば、富士山世界遺産センター、牧場ジェラート、氷穴、白糸の滝、ゆらり温泉、インドカレーと、盛りだくさんですごく楽しかったです!富士山てすごい!!ありがとうございました。

今私は欲張りになっていて指の感覚も知識もたくさん欲しいんです!サポートに来てくださった先輩先生方よろしくお願いします♡

予定表をみると合宿があともう少しで終わってしまう…そんな気がしてきていて少し寂しい気持ちにもうなってます……なので来週も足並み揃えられるように頑張りまーす!!

≪T.Nさん 千葉県 50代男性≫

集中合宿の第五週目、先週末に引き続き、診断施術師の筆記試験があった。
診断施術師の試験結果は、悪くなかったが、頭で理解したことを実際の診断に活かせるようになるには、施術を幾つか経験して行くしかないであろうと思った。
そして、腱引き師コースに入った。
本部道場では、患者さんに対して基本施術を行った。
患者さんの予想外の行動が多少あり戸惑った部分はあるが、普段と同じ位には施術出来たと思う。
また、近くの高校に行き、バスケット部の高校生2名に対して野外実習をした。
内1名は聴取診断では、腰上部が筋肉痛な程度で特に何も症状はないと本人は話していた。
しかし、視覚診断では、肩の高さの左右差が大きく、更に片方が前へ出ていたので、きっと何か症状があるに違いないと思った。
接触診断と聴取診断を兼ね、施術を進めて行くと、実は腰痛は運動後のみではなく慢性的にあり後屈すると痛い、肩はかなり凝っている、足首に捻挫癖があり今も触ると痛いと、症状に関する色々と話が出て来た。
しかし、施術後はその高校生が満足出来る程度には全て改善が出来た。
有意義な実習になった。

≪T.Aさん 静岡県 40代女性≫

5週目奥義の授業、実習、捻挫、股関節をやりました。男子高校生、マネージャーの施術を行いました。
合経験出来てとても勉強になりました。基本施術はもちろん教えていただいた施術も身につけて行きたいと思います。

≪R.Kさん 大分県 20代男性≫

先週、腱引き師コースに入り、もっと深い内容になって来ました。腱引きを習い始めてからは、サッカーに夢中になっていた時期と同じでもっと上手くなりたいとか、上手くなるのが楽しいと思えています。でも、サッカーをしていた時は周りのライバルと競って自分が勝ちたいと思っていたのが、腱引きの修行中は自分だけでなく周りのみんなと助けあって行けたら良いなと思えるようになっていたので、自分の変化を感じられて面白いです。

また、腱引き師コースに入るときに「筋整流法奥義秘伝書」という冊子を頂きました。この本は、腱引き療法を深く知るための本だそうです。この中に、小口先生が伝えたい言葉というページがあり、三つの言葉がありました。

精神性 
施術者は、大海に浮かぶ流木のようなものである。
来るものを拒まず、去る者を追わずのような意味なのでしょうか。僕も、腱引き師になって、流木のように誰かの助けになれると良いです。そして、ただ施術に邁進して行きたいです。

バランス感覚
夢中になると周りが見えなくなる。「木を見て森を見ない」ということの無いように全体のバランスに気を使え。と書いてありました。今は、腱引きに一生懸命でそればかりに集中しがちです。やはり、バランスが取れていないと一気に崩れてしまう可能性もあります。長い目で見たら、バランスを保ち全体を俯瞰しながら事を進めていく事が大事かもしれません。
また、腱引き療法でも患者さんの症状を改善させてあげたいという気持ちのあまり、やりすぎて壊してしまうということもあるそうです。肩の力を抜いて、自分ができる範囲全力で取り組んでいきたいです。

探究心
変わらないということは、何もしないということだ。
一歩踏み出せば、新しい風が吹く。
僕は、少し前まで完璧主義のような性格でした。少しでもできが悪いと気分が悪くなり、計画通りいかないとやる気がなくなってしまっていました。しかし、最近は少しだけ改善されてほんの少しでも進歩があれば上出来。100%ができなくても50%、30%のできでもいいから挑戦しようという気になっています。
どうせできないと思うより、一歩踏み出してみれば風が吹いて前に進めるのでしょう。

このように大切な言葉を教えて頂きました。さらに、「人に感謝されるために生きているのではありません。結果として感謝されるのです。そんな生き方もあります。」という言葉も記憶に残りました。とても、自然な生き方で素敵だと感じました。

次に、武士道の15訓を教えて頂きました。興味深いものがいくつかありました。

第一訓には「命か忠義かを選べと問われたなら、自分の命など微塵も惜しくはない」とあり、武士の時代は命を本当にかけていたんだなと思い、現代の心の持ち方との違いがあります。

第十二訓 「人の一生など、まばたき一つで消えゆく蒸気のようなもの。自らの楽しみを見つけて人生を費やすことだ」
まばたき一つで消えゆくような人生ですが、楽しみを見つけられなければ退屈で長く感じるかもしれません。今は、腱引きが楽しみの一つです。人生を費やして腱引きを学んで生きます。

武士道の15訓を読むと気持ちが引き締まるように感じます。だらだらしている時に読み返してみます。

そして、火曜日には足関節調整と股関節調整を習いました。特に足関節調整は捻挫に効果的で学生時代捻挫に悩ませれていた自分にとっては特に興味深い内容でした。まだ、あまり理解できていませんがポイントをまとめると。
第3腓骨筋と長趾伸筋を分ける。短腓骨筋と長腓骨筋を骨のくぼみに入れる。この二つは手順と要点として覚えました。今後実際に触っていく中で昇華して生きたいです。
金曜日には高校生の施術をさせて頂きました。高校についた時に妙に懐かしい感じがしました。それは高校を卒業して5年くらいしか経っていないのと部活生が部活をしているのを見て青春の時期を思い出したからだと思います。
高校生の筋肉はやはり張りがありいかにもスポーツをしているといった体をしていました。自分も数年前までこんな体をしていたなんて信じられません。僕が担当した生徒さんは脛が痛いといっていましたが、脛の施術はわからなかったので、基本施術をしました。そのあとに、順子先生にアドバイスをいただき、追加で施術をしました。
施術後の感想を聞くと、痛みが減ったといってくれたので嬉しく思いました。このように、少しづつ成功体験を重ねて行けたら上手くなるように思います。とても良い経験になりました。

週末には静岡の観光に行きました。久しぶりに、同年代の人と遊びに行きました。やはり、話す内容が他の年代の方と違うのを感じました。同年代と話すときは楽しくて元気な会話が多いです。しかし、目上の方とお話しするときは、味のある話や、興味深いためになる話を聞けます。僕にとってはどちらも重要で、バランスを考えるという面でもいろんな年代の方と話すことは本当に大切なことだなと再認識しました。
土曜日は沼津に行って、海鮮丼を食べて深海魚水族館に行きました。日曜日には、白糸の滝、富士急ハイランド、ハンバーグのさわやかに行きました。腱引きの修行をしていたので、週末に遊べたのは本当に良い息抜きになりました!遠くからわざわざ足を運んでくれる人がいる事がありがたいと思いますし、自分には遠くから時間をかけて合うだけの価値があったんだと思い少し嬉しく思います。ありがとう!

今週も、腱引き修行が始まります。頑張ろう!