集中合宿第24期 レポート 第1週

5/7(月)~5/10(木)

東京都 50代 男性 D.Oさん

今回の集中講座は参加者5名でスタート。参加の動機は皆様々であろうが、他の受講生のモチベーションの高さに初めから圧倒された。
自分は副業として整体をしており、筋肉や骨の構造についてはある程度学び、また実際に人の体に施術してきているが、腱引きを学ぶのは今回が初めてである。今週の講義中に一番考えさせられたのは痛みの原因は患部とその周辺ばかりにあるのではないということ。講義中、跳び箱で手を怪我し、一か月も痛みが改善されなかった少年が、短時間の施術で完治した映像を見たが、痛みの原因は腕の付け根、肩にもあるということをその場で見抜いて施術を行ったと知ったときは、腱引きへの興味がさらに深まった。

神奈川県 40代 男性 S.Sさん

創始者の小口先生を始め、合宿中に出会う腱引き師の方々の人柄は一様に暖かく、小口先生の御師匠がそうであったように、どのような質問にも嫌な顔一つせずに丁寧に教えて頂け、恵まれた環境に身を置かせて頂けていることを毎日実感しています。

2ヶ月弱に及ぶ集中合宿でしっかりとした基礎固めをし、理念に掲げられている「多くの人の苦痛や悩みなどからの解放に努め、社会に貢献する」ことが出来るような腱引き師に1日でも早くなれるよう、頑張っていきたいと思います。

熊本県 40代 男性 A.Dさん

いよいよ第24期集中講座が始まりました。
一週間経って感じる事は、もの凄い事を教わっているという驚きと、熊本から出てきて間違いなかったという安堵感です。
授業では、小口先生の理路整然とした説明と筋整流法の奥深さに圧倒されます。
自分の体に対して考えもしなかったものに気付かされ、筋肉図には無い腱を体感しました。
畑違いの仕事をしている私にとっては、全てが未知数で驚きの連続です。
でもそれと同時に、とても楽しめている自分がいます。
そして、筋整流法古式腱引きの「理念」を読んだ時、とても感動しました。
やはり、小口先生をはじめ、本部道場の先生方、全国の腱引き師の諸先生方、事務局のスタッフの方々は、人々のために日々一生懸命頑張っておられるのだなと感じました。
腱引き師としての考え方、技の習得等、まだまだ身につける事はたくさんありますが、この「理念」をしっかりと心に刻んで、社会貢献に向けた第一歩を踏み出せたらと思います。

鹿児島県 40代 男性 K.Sさん

いよいよ腱引き集中合宿が始まりました。今週は基本2級の講習です。腰の腱の位置確認や指や僧帽筋の腱の引き方などを教わりました。なんとか週末の試験は合格しましたが、腰の4番目の位置把握がまだ曖昧だったり、指の腱についてはうまく弾けたり弾けなかったりです。たくさん練習して体で感覚を覚えていくしかないなと思いました。

今週の講習で印象に残ったのは、施術を行うときに最も重要なことは、痛みや不調の原因・源泉を探ることだということです。筋整流法は表面に現れた痛みを和らげるだけの行為を行うのではなく、裏に隠れた原因を探り、根本治療を行うということを目指すということに感銘を受けました。
そのためには、どのような筋肉や骨があるかということはもちろん、色々な動作でどこがどのように連動して動くかという各部位の構造も知らなければなりません。腱引きと言っても腱を引く技術だけがうまくなればいいわけではないということを知りました。
講習中に実際手を痛めたという少年に対して小口先生が施術を行った様子を動画で見ましたが、痛めた経緯を聞いたり、手だけでなく、前腕から肩まで一箇所一箇所少年の声に耳を傾けながら確認していく様子が印象的でした。

講習中でも休憩中でも人体についての様々な話を聞くことができましたが、やはり人間の体はなかなかに奥が深いです。講習中にも小口先生から今まで考えたこともなかったようなことについての質問が、次から次へと飛んできます。知らないことばかりだと正直少し自信を失いましたが、同時に凄く新鮮で面白さも感じ、もっとたくさん知りたいという意欲が湧きました。

とにかくこの講習は、知らなかった知識や技術が盛りだくさんで驚くことばかりです。あっという間に1週目が終わりました。2週目以降も楽しみです。

長崎県 40代 男性 T.Hさん

第24期集中講座の第1週目が終わりました。講座を受けて一番印象に残っているのは、「身体をユニットで考える」ということです。人間の身体は、筋肉同士が協力し合い連動して動いているので、実際に痛みを感じていない筋肉を緩めることで、痛みが改善することでした。

私自身、二十歳の頃に腰痛になり、整形外科で受診したり、整体、指圧、鍼灸あらゆる治療を試しましたが改善せず、これからの人生を腰痛で苦しみ続けなければならないのかと考え、未来に絶望しました。その時は、ある古武術に出会い、型を稽古するうちに、体幹を使う体の使い方を再学習し、数ヶ月で改善しました。今思えば、その時に腱引きに出会っていたら、数分で痛みが取れていたと思います。

集中合宿に参加するにあたって、約23年勤務しました市役所を退職しました。自分でもかなり思い切ったことをしたと思います。腱引き師になろうと思ったきっかけは、持病の喘息が悪化して休みがちになり、同僚に迷惑をかけることが我慢できなくなったこともありますが、他にもいくつかあります。

古武術の活法で指圧も学べるのですが、疲れている同僚や知り合いを捕まえて指圧をしてあげると、楽になったと笑顔になるのがこの上なく嬉しくて、定年後は整体師になろうと決めていました。

腱引きとの出会いは、古武術の先輩から紹介していただいて、ジョギングで痛めた膝の痛みを数分で取っていただいて、驚いたことがあります。

私には生まれつき重度障害者の姉がいます。寝たきりの状態で食事、着がえ、排泄など介護が必要な状態で、実家で暮らしています。夜になると、原因不明の背中の痛みが激しく、眠れない日々が続いています。病院からは、痛み止めと精神安定剤を処方していただいていますが、あまり効果がありません。

膝の痛みが取れた後、腱引きについてインターネットで調べました。YouTubeでは、小口先生が右半身麻痺のお年寄りを施術して、杖をついていた状態からご自身の足だけで歩き出したり、お医者さんからも見捨てられた全盲の少女が光を取り戻したり、奇跡のような動画を拝見して、これなら姉の痛みを和らげたり、あるいは座ることができて自分で食事ができるくらいまで回復できるかもしれないと考えました。

1週間学んで実感しましたが、筋整流法のように理論がしっかりしていて、実技も学ぶことができ、素人でも短期間で習得できるカリキュラムが用意されている療法は他にはないと思います。私も早く習得して、地元で痛みに苦しむ方々のために力を尽くしたいと思います。