第23期集中合宿7週間目


11/27(月)~11/30(木)


静岡県 50代 女性 S.Nさん
実習で訪れた富士宮東高校では、はじめて私の腱引きで、効果を実感することができました。その子は、夜寝ていてベッドから落ちて床で寝ていたためか右肩が痛くなってしまっていました。基本施術と抜き差しを行ったところ、「あれっ、痛くない、治った」と言いました。こちらも、「えっ、本当?」と意外なほど簡単に治ったことにびっくりしました。私にとって、とても嬉しい記念すべき経験でした。
 また11月20日には、前日からの使い過ぎのためか、右手親指が痛く、少し熱を持った状態になってしまいました。医学的には、「炎症があるので、シップでもして安静に」と指示するところですが、北村先生に話して施術していただいたところ、「あれっ、不思議、痛くない」という経験をしました。剛引きが効いたようでした。炎症(軽い)があっても、痛みはとることができるというのは、医学的に見て非常に興味深い事実です。痛みの本質について、考えさせられる実体験でした。ますます、興味がわきました。
腱引きがなぜこのように治療効果があるのか、いつか、でもなるべく早く、皆が理解できるように、体系的にまとめあげたいと思います。
来週は、最終週です。有意義な時間を過ごし、少しでも技術や知識を得る様にがんばります。


埼玉県 30代 男性 Y.Hさん
いよいよ合宿も残りわずかとなり、今週は診断士2の試験から始まりました。
診断試験の方はなんとか無事合格し、後は実施訓練をするのみとなりました。
診断士試験も合格したので、実際に本部道場でのお客様相手の実習となりましたが、やはりお客様相手となると、また違う緊張感があり、基本施術の順番が飛ぶ事もありましたが、少しでも改善されてお帰り出来るよう心を込めて施術をさせて頂きました。
少し話は変わりますが、自分の尊敬する空手の先輩の話をさせて下さい。
昔、先輩が人を6、7人並べて前の人の肩を後ろから抑え、列を作り先輩が正面から先頭の方に、寸止めの様な形で突きを放った瞬間、何か見えないものが腹を抜け、実際に当たってもいないし、後ろの人間は先輩の動きは見えないのに、そこに並んだ全員に何かが貫通した。
そして先輩が自分に、ここだよと言って左胸をポンポンと叩きました。
自分は本当この話を思い出すだけで涙が出そうになるのですが…(笑)
空手の稽古で悔し涙は出した事はありますが、感動して泣きそうになったのは初めての経験でした。
何故そうなったか、その場の雰囲気、心理的な脳や身体の反応などもあるでしょう。
でも自分は単純に、先輩の心に打たれ、その場に並んでた全員に何かが抜け、自分には感動になった、それでいいと思っています。
同じ様に、小口先生や兄弟子達の施術を見てると、しっかりお客様に寄り添い、諦めず、お客様と一緒に不調を改善させていこうとする心のこもった施術が伝わって来て、自分が前に行った整形や整体を思い出すと、一体何だったんだと思う位、天と地の差があると思いました。
あと3日で合宿も終わりとなり、寂しくもありますが、残り吸収できるものは吸収し、心ある
腱引き師として研鑽して行きたいと思います。