集中合宿第25期 レポート 第5週

11月5日(月)〜11月9日(金)

S.Iさん

5週目では、いよいよ奥義伝授と実技実習が始まりました。
奥義伝授では、創始者である小口先生から奥義を直に伝授して頂ける素晴らしいチャンスに恵まれ、協会理事である磯村先生に技術チェックをして頂きました。改めて、腱引きの奥深さと日々進化する腱引きの技の凄さに、驚きました。

そして、待望の実技実習がスタートしました。自分の腱引き施術が、果たして改善効果を発揮するのか? 先生方の様に一撃改善し、患者様にお喜び頂けるのか? 筋整流法を学びに来たという自分の選択は、正しかったのか? 結果から申しますと、大正解でした!! 本部道場では、ご年輩の患者様にも、腱引きは大いに有効でありました。

とりわけ、高校での野外実習では、2日連続で同じ方を施術させて頂け、前日との身体の変化を詳しく教えて頂けました。その中で初日の施術後に改善した方々は、2日目では笑顔でお越し下さり、まったく別の箇所の施術をご希望下さいました。初日に改善したとおっしゃられた言葉は忖度や私への気遣いでは無く、真実であったと確信しました。腰痛やオスグッドの方々が、本当に一撃改善した事に、私は跳びはねたいぐらいに嬉しかったです。そして皆様が、共通しておっしゃられた事は、施術による疲労回復効果でした。やはり、全身が整い流れが良くなる事が、筋整流法の主効果である事を実感致しました。

今回の実技実習で、私は筋整流法の効果を施術者として、体感出来ました。小口先生が掲げる、一撃改善のお言葉に偽り無し!!

T.Tさん

今週は元素や力学などの講義から奥義、野外実習など、今までにないほど濃密な1週間でした。
講義では、元素や力学の話から再生医療などの医学的なことまでと幅広い内容でした。
正直なところ、これらが必要な知識であることは何となく理解はできたのですが、内容についてはほとんど理解出来なかったので、少しづつ勉強を進めていこうと思います。

野外実習では2日間にわたって実際に、一般の方に施術を行っていきました。
1日目はこれまでに学んだことを駆使しながら、体の状態や痛む場所から症状の原因箇所を探しながら基本施術を行っていき、腰の痛みと背中から肩にかけての痛みの改善をすることが出来たようです。施術を行った後に痛みが改善し、肩を後ろまで回せるようになったときはうれしかったのですが、なぜ基本施術で改善したのかがわからず、本当に良くなったのか半信半疑でしたが、翌日により良くなっていたといってもらい、本当に改善したんだと実感することが出来ました。また、改善できなかった症状もあり、足首の痛みがある方を改善することができず悔しい思いもしました。

今回の実習は、とてもいい経験であったと感じています。その症状は、どこが原因でどのようにアプローチすればいいのか。痛みのある個所の感触は、正常な時とどう違うのか。施術を行うと、なぜ改善するのか。本当にわからないこと知らないことだらけで、今まで学んできたことも自分のものに出来ていないことを肌で感じました。

合宿も残りわずかですが、できる限りのことを学び、吸収していこうと思います。

I.Nさん

今週もあっという間に終わってしまいました。とうとう膝や足首の捻挫、足の大きさの左右差を調整するなど、驚きの施術を学びました。

そしてハイライトは、高校のバスケ部部員への施術!
2日間にわたり3人づつ施術したのですが、筋肉の張りや身体の使い方が違うため、勉強になりました。しかし、現実には症状の一撃改善とはいかず、不完全燃焼となりました。施術を受けるのも行うのも勉強なので、集中していきたいです。

S.Yさん

腱引き師コース
筋整流法奥義秘伝書を頂きました。

創始者 小口昭宣の腱引きへの取り組み方を後世に伝えよ。とあり、本当に素晴らしい考え方、取り組み方であり、今の私には、簡単に言葉で表すことはできません。今後、自分から次の課題を見付け、少しでも創始者に近づけるよう努力していきます。

その第一歩で、実際にお客様(患者様)に施術するチャンスを頂きました。富士宮東高校のバスケット部部員の生徒さんを実際に習った基本施術をやりました。貴重な体験でした。生で若い生徒さんに視覚診断、聴収診断、接触診断、やろうとしましたが、ただ、基本施術をやるのが精一杯で、観察し施術の組立など全然考えることが出来ませんでした。
当然かもしれませんが、勉強、努力が必要なことを実感させられました。生徒さんに施術の効果を確認するのが怖かった部分がありましたが、一人の生徒さんが、肩が楽になりましたと自分から言ってくれて、嬉しかったです。痛いところを直してあげたいという気持ちになりました。これが一番大事な気持ちだなと思いました。

経験と理論、診断力をつける、分からないことは、追及していき、体で覚えるよう努力しかありません。頑張ります。

Y.Tさん

私は、今週の腱引き師コースから参加しています。合宿集中講座がどのように行われているかわからないまま途中参加ということで、既に1ヶ月間研修を続けている皆さんに追いつくべく緊張の1週間でした。今回、小口先生のお話や実例ビデオ、そして施術を実際に見ることができ、あらためて感銘を受けました。まず心構えとして語られた”自分の時間など惜しくない”という事を実践している姿です。
ご多忙の中、我々の研修に多大な時間を割いて頂く傍ら、訪れた方々に施術を行い、さらには突然かかってきた電話相談への対応もされていました。本当に精力的に活動されているのを目の当たりにしました。

施術に関しては、その効果はもちろんですが、その奥深さを感じました。小口先生レベルであっても、この症状にはこれといった単純に済ませるわけではなく、必ず診断と途中の確認・フィードバックをもとにきめ細かく調整をされています。一撃改善と簡単そうな印象を持ちますが、施術自体はその人の状況に応じて臨機応変に対処しなければならないと学ぶとともに、まだまだ先は遠いなあと感じました。

講義の中で気になったのは、現代医療(特に整形外科)との関係です。説明頂いた捻挫修復技術に関しては、理論や効果が明快に思えましたが、それゆえに医療ビジネスへの影響が甚大で、今、医療技術として受け入れられそうにないこと。人々のためには、この技術が広くに認知され、どこでもこの施術が受けられるのが理想ですが、そうはならない現状というのがもどかしい反面、それが筋整流法の存在価値を高めているというジレンマを感じました。

また、今回初めて実技野外実習がありました。2日に渡り施術させて頂いた高校生の皆さんに感謝です。バスケット部員ということで、捻挫等の不調箇所を持つ生徒さんが何人もいましたが、「シンスプリント」と診断されたスネのあたりを触ると、強い痛みを訴える生徒さんがいました。私では対応できず、塾頭(大草先生)に対応をお願いしましたところ、何回か激痛に身悶えしながらも、その後痛みが消えて「スゲェ」と不思議な顔をしながら喜ぶ姿を見て、早く自分も対応できるようなりたいという気持ちが強く湧いてきました。

濃厚な1週間でぐったり感もありましたが、残り2週間教わることをしっかり吸収し、とにかく腱引き師としてスタートラインにつけるよう努力したいと思います。