集中合宿第25期 レポート 第6週

11月12日(月)〜11月16日(金)

S.Iさん

6週目では、奥義や具体的な症状に対する応用施術を学びました。特に今週は、奥義よりも施術家として最も大切な取り組み方を学ばせて頂きました。

それは、かなりの改善実績のあるバネ指の術式受講直後に、バネ指の患者様に施術させて頂くチャンスに恵まれた時の事です。残念ながら受講者全員が一撃改善に繋がらず、小口先生でも一撃改善に至らない結果となりました。その時、私は一撃改善に至らなかった時ほど、施術家としての生き様が現れると思い、小口先生から眼を離しませんでした。

数々の実績を挙げている術式に普通は、しがみつくものですが、なんと小口先生は謙虚に原点に戻られ、我々受講者からも意見を聞き取られ、様々な視点から施術を組み換えていかれました。そして、劇的な改善ではありませんでしたが、次に繋がる糸口を確実に掴み、患者様にご納得頂ける運動指導にまで漕ぎ着かれました。

その取り組み方を側で拝見して私は、小口先生から様々な効果的な術式が何故生まれるのか、少し解った気がしました。それは、患者様の改善を切に願い、多角的に再考して追究なさる姿勢にあると思います。今後、私も腱引き師として、一撃改善に至らない場合は、原点に戻り、患者様の改善を切に願い、多角的視点で謙虚に取り組みたいと思います。

T.Tさん

今週は先週に引き続き奥義伝授でした。

週末に家に帰った際、母が寝違えで首が痛いと訴えていたので、これはチャンスと習った兜上げを行ったところ痛みが和らいだようで、奥義のすごさを実感しました。
まだまだ未熟で奥義を習得するには時間がかかると思いますが、今回のことを糧に技の研鑽に努めていきたいです。

また、道場を開かれている24期生の方が来られました。経営や営業について体験談を交えたお話を聞くことができ、とても勉強になりました。

始まる前は長いと思っていた合宿も残りわずかですが、出来るだけ多くのことを学び、吸収していこうと思います。

I.Nさん

今週は奥義づくしという、大変な1週間でした。うつ、五十肩、腰痛、手の関節痛、寝違い、捻挫などの治療を学んだのですが、目から鱗が落ちまくりの日々でした。

先人の知恵の素晴らしさと、それを体系化した現代の腱引きに感謝しかありません。もし、これらの技が一般化したら、医療費の節減、そして何より患者さんの肉体的負担か減るでしょう。
西洋医学と、日本古来の知恵を上手く併用していけたら、と思いました。

ただ、見る分には感動しているだけでいいのですが、施術するのが難しい。腱引き一つ一つの動作にどんな意味が込められているのか、何故それが必要なのか、細やかな対応が必要です。
最後の週も頑張ります。

S.Yさん

腱引き師コース
2週目 腱引きは、戦場の医学として発展し、生きるか死ぬかを切り抜ける術であります。

今回、うつ病から腱引きにより改善された方の貴重なお話を聞くことが出来ました。本人も自分が改善されたことに感謝され、パワーポイントまで作成されて海外の方にも話をされ、私たちにまで会社員でありながら、お話しをしてくださいました。そこで、施術師と患者さんとの信頼関係が一番重要であることを学びました。

また、24期卒、私が腱引きを知ったきっかけの同級生が来てくれて、道場を開業してからのこと、各地の伝承会に参加し現場での術、コミニケーションの大事さを皆に教えてくれました。ものすごく勉強になり、結果も出し、成長していることを感じました。

筋整流法腱引きは、昔の腱引きから今は、人体の生理学的な反応から脳科学を応用し、現代医学をも凌駕するほどの結果を出しています。それは、今までの考え方にとらわれない考え方が重要であることを実感致しました。

人間が現代社会を幸せに生きていくには、寿命と健康寿命を一致させるのが大切なことと考える今、体を大事に仕事をして行く、働く体を改善してあげる、私も筋整流法腱引き師の一員として精進していこうと考えます。

Y.Tさん

今週、集中合宿講座の一番の山場を迎えたと思います。
様々な奥義施術を教えて頂き大変な収穫でしたが、あまりにも多くの事を学んだため、消化不良の感も否めません。ただ五十肩施術開発の歴史について伺い、小口先生が常にもっとよい施術方法はと考えており、実際に新たに開発し続けている姿をしっかり見せて頂きました。教えて頂いた施術はほんの入口に過ぎないので、今後自身の弛まぬ研鑽により進化させることが不可欠であること、身に滲みました。

なお、今週最もお世話になったの真柄先生だと思います。あろうことか月曜日午前にかなりきついぎっくり腰になってしまい、何と我々の施術練習台として二日間その体を貸して頂きました。本来なら他の先生に早々に行ってもらうべき施術を、我々研修生が、それも二日間に分けて練習がてら施術させて頂きました。
稚拙な施術で効果の程心配したのですが、木曜日にはかなり改善されていたのでほっとしました。それにしても、ぎっくり腰の方で練習を行うというのはそうそうできることではないと思います。
真柄先生の大変そうな様子に心が痛みましたが、我々に貴重な機会を頂いたことを深く感謝致します。

他に平井さんから腱引きによる、うつ病からの回復の体験談も伺いました。関節の痛み等への直接的な施術ではなく、基本施術のみで効果があったということで、腱引きは直接的には見えない効果として、他に様々な問題を改善できる可能性を感じます。

さらに、今年前期合宿の卒業生であり、既に数多くの実績を上げている斉藤つよしさんが宮崎から来て下さり、色々と話を伺うことができました。たった半年で既に多くの経験を積み重ねてしっかりと施術を行っていることに大変驚くとともに励みになりました。
私は来年故郷である鹿児島に戻る予定ですが、そこでどう生活を立ち上げるかはまだまだ見通しは立っていない状況です。ただ ” 腱引きは今、南九州が熱い ”と聞き、腱引きについてはなんとかその熱の中に入って継続的に修行させて頂こうと考えています。

集中合宿講座もいよいよ残り数日となりましたが、知識や技術はまだまだ身についていないと感じています。ただどう取り組んで行くべきか? という点については、今週身についたのではないかと思っています。