今日は野球少年が道場にやって来ました。来た少年は城内大輝君、中学2年のシニアチームの選手です。
ボールを投げるとき肩に痛みが走るそうです。

筋整流法協会サポート選手レポート

城内 大輝君

夜10時ごろ、大輝君はおとうさんと一緒に訪れました。大輝君は昨年の12月頃から投球する時に違和感を感じ、今年に入り、ボールをおもいっきり投げられなくなったそうです。以前にも1度肩を壊し、横浜の整形外科に行き治療を受けたそうで、その時は骨端線の異常、いわゆる「リトルリーグショルダー」と診断されたそうです。一時は回復したものの、また、再発してしまい当道場に来たそうです。


先生の診断が始まりました。
ボールを投げるどの位置で痛みを感じるか、どこが痛いかを確認します。先生は多くの野球選手を診ていますので、原因がほぼ限定できたそうで直ぐに調整施術が始まりました。


調整施術です。
指の腱(筋)からチェックを入れていきます。


肩甲骨の位置が若干下がり気味なので、大円筋部が下方向になっていました。
ローターカフ筋の調整をしています。


次に三角筋のねじれ限界を確認しています。この部分が痛いと言うことなので、正中神経との因果関係を探りました。原因は、胸筋の膨らみと大円筋のバランスだと言うことが発見されましたので、肩に負荷を掛けた段階で筋肉位置の調整を行いました。私もびっくりしましたが、施術は2、3分で終わりました。


ちょっと投げてみろと先生に言われ、大樹君は恐る恐るシャドウピッチングを・・・「もっとおもいっきり!」今度は、力いっぱいシャドウピッチングを
「どうだ、痛いか」 大輝君は返事が出来ませんでした。

分かる気がします。
痛みが無いのですから・・・


先生から、大樹君とお父さんにアドバイスです。成長期の子供は、バランスよく筋肉が発達するとは限らないので痛みというシグナルが発生した時点でケアを行わないと選手として大成してきません。
親の熱意と情熱がこの子には必要なのでがんばってください。


また、痛くなったら直ぐに来いよ。いつでも見てやるから
事務局からのお
願い:先生が居るか居ないかの確認の電話だけは、してください最後は仲良く記念撮影です。

【小口先生の所見】
ピッチャーは肩の可動域が大きく、振り出すことによって遠心力で腕が伸びてしまいます。
脇付近の筋肉が伸びない現象となると肩の上がりが難しくなります。
ローターカフ筋と胸筋のバランスによって振り切った腕の三角筋に正中神経に触れる現象が肩痛を招いたと考えられます。
このような場合は、三角筋に力を入れてもらい、張った状態で施術を行いバランスを取るようにします。