奇跡の施術がまた生まれました!【捻挫】

1月17日に開催された筋整流法伝承講習会開催中に、サッカーの練習中に捻挫をした、中学1年生の芳川リョウ君が筋整流法本部道場へ連れて来られました。
講習会は急遽【臨時講習会:捻挫の調整施術】に変わりました。

筋整流法協会サポート選手レポート

芳川 リョウ君

芳川君はサッカークラブチームの練習中、13:55頃捻挫をし、おかあさんが15:00頃、本部道場へ連れて来ました。サッカーコーチがすぐにアイシングをしてくれたようです。
※アイシングは大切ですが冷やしすぎは禁物です。

とりあえず患部の診断をする為に、テーピングをはがします。
さすがJリーグジュニアユース、的確なテーピングとアイシングによって捻挫した箇所を保持してきました。。


どこの筋がずれているか調べています。小口先生はこの時、リョウ君に「ボールを蹴るとき捻挫しただろ」と言い、リョウ君は「ハイ」と答えました・・・?(何で分かったのか聞き忘れました)
表皮・表面の温度と筋肉の伸率のチェックを行い、常温による可動域の確保を行ないます。

足首の伸筋と屈筋を痛くないところより筋伝いにピンポイントで押していきます。


次々に腱を正しい位置に直していきます。【この捻挫の診断結果】
1.短ヒ骨筋が下にずれている。
2.短母指伸筋が外側にずれている。
3.短母指伸筋と前ケイ骨筋下部の接触が見られる。
4.長母指屈筋と足底筋のクロスの位置が不完全である。
5.短小指屈筋が収縮している。
6.小指外転筋が浮いた状態になっている。


痛さで顔をゆがめるリョウ君。ゴメンねこんな時に写真撮って。
6箇所の筋肉バランスを整える施術は、かなりの激痛を伴います。


5分間の施術が終わり、状態確認です。
自重をかけてみて屈曲率の確認とを行います。


痛い箇所を確認しながらの再調整施術を行います。
痛いところはクルブシ下部だけとなったので短ヒ骨筋をおもいっきり下げ施術終了です。


普通に歩けるようになり、膝を抱えてジャンプを行い着地時の足首の痛みも訴えることなく完璧な調整が行われたようです。
小口先生の解説付きの施術なので塾生の皆さんも真剣でした。
塾生の皆さんから拍手が沸き起こりました。


リョウ君ありがとうございました。
大変痛かったと思いますが、明日からまた練習を頑張ってくださいね。

たった10分の施術で改善した小口先生の手技を目のあたりにして受講生の方々は「また、奇跡が起こったね」と言っていましたが
小口先生曰く「筋肉と腱を正しく理解すれば誰でも治せるよ」
実はこの後、続きがありました・・・
伝承講習会が終わり、講習会レポートとリョウ君の施術リポートを作成していると、「写真を撮って」と呼ばれました。
時計を見たらもう7時を回っています。
行ってみると施術が始まっていたので急いで写真を撮り始めました。
もう、筋肉・腱の施術が始まっていました。

筋整流法協会サポート選手レポート

蒲田圭輔 君

施術を受けていたのはリョウ君と同じクラブチームの浦田圭輔君でした。リョウ君が捻挫したとき浦田君は笑っていたそうです。
やっぱり、他人の不幸を笑ったらいけませんね!


クルブシのねじれ方向の痛みを確認しています。


再調整施術:クルブシ下の短ヒ骨筋の位置を調整し、完了です。


浦田君ありがとうございました。

浦田君は軽度の捻挫でしたので、3分で終わりました。筋整流法本部道場では中学生以下の方には患部しか施術は行いません。
小口先生は「中学生は育ち盛りで自然治癒力が高いからやる必要はないよ」
とよく言います。
そういう訳ではないのですが、筋整流法本部道場では、中学生以下の方にはボランティアで施術をさせていただいております。