神奈川県 50代 男性 T.A
5月26日(月)
バスが遅延し、それにより乗り継ぎが上手くいかず、そのため慌てて別の行き先のバスに乗ってしまうなど、集合時間にギリギリ間に合っただけで、今日のメインイベントという感じでしたので、次週よりバス遅延を見越した対応を心がけます。
今日は腰の腱を初めて引きました。指の感覚として、引いている感じがまだ掴めていないので、これでいいのか?という半信半疑な状態です。先生方からは、自分たちもまだまだ勉強中というお話を伺い、それぞれのレベルで勉強の課題が見えてくることは理解できましたが、まずは、一人前レベルになれるように回数をこなして感覚を掴んでいきたい。
腰の3,4番の腱では、外側から手前に指に力を入れるようにしますが、どうしても腕だけで力を入れようとしているようで、一度やると、それだけで汗だくになる始末。身体の使い方も覚えていきたい。
5月27日(火)
講義で頸部の骨の動きについて話があり、それまで首の骨は、どれも同じ役割でみんなが少しずつ動くことで、首の回転などを行っているのかと思っていましたが、1番は横回転だけ、2番は縦回転だけ、3番と4番は、皿回しの棒のように1,2番を支えているだけとのこと。目から鱗が落ちる状態でした。いろんなこと理解していないと思うので、もっと勉強していきます。
一級に向けての通しの練習を行いました。二級の項目に対して一部追加になっただけなのに、流れ全体が変わったように感じてしまい、肩までの確認が終わった後、次は何をすれば、、、と頭真っ白になってしまったので、流れをまずはしっかりと覚えたい。
天窓の位置が、人によって少しずつ異なることもあり、今ひとつわからない事が多いのと、頭部の力加減では、自分が自分で頭マッサージなどする際には結構強めにやっていることが多いので強くなりがちだが、自分が施術する側になるとやってもらっている人の感覚が直接的にはわからないため、強すぎなのかちょっと不安。回数をこなして感覚を掴んでいきたい。
5月28日(水)
今日、小口先生が初めて腱体になってくださった。先生のお身体にさせていただくなど考えてもいなかったため、ものすごく緊張しましたし、指の腱が出せないところもあり、かなり焦って、自分で自分を追い込む悪循環になったところがありました。先生は、リンパの押し方、押したあとの力の緩め方などを丁寧に教えてくださり、すごく理解が深まりその後の実践につながりました。
午後は一級試験の練習。昨日もやっているのだが、流れの中で途中抜けてしまうところが出てきて大慌て。明日は実際の試験だが、本番で抜けがないようにイメージトレーニングなどできるだけの準備はしておきたい。
5月29日(木)
いよいよ一級試験。午前中から通しの練習をみっちり。その甲斐あって、また今回は3番手だったこともあり、試験本番で抜けてしまうところなく、順番通りに対応することができました。結果、合格。本当にありがとうございました。
腱体になっていただきました遠藤先生や花澤先生から練習中にいろいろなコツを教えていただき、本番で少しは出せたか?と思いますが、流れ重視で行ったため、うまくいかないところも多々あり、今後に少しずつでも身につけて意識せずとも身体が動けるようにしていきたいと思います。進めば進むほど課題も見つかってきます。常に勉強 ですが、気づけたことは進展とポジティブに考えて、次につなげていきたいと思います。
山形県 40代 女性 T.H
今週は腰の腱を実際に引くということで、楽しみな気持ちでいっぱい。腱の引き方を練習していると、合宿参加以前から日常で感じていた自分の身体の使い方の問題点を再認識することとなった。
日々、家事などの動作の時に腰がひけてしまう癖や手を身体の中心から外れたところや遠いところで使う癖があり、それらを直すよう心がけていたのだが、腱を引く練習でもそれらの癖が出ていて先生方からご指摘を頂く。手元と体幹をバラバラにせず一体感を持って施術を行えるよう練習を積み重ねていきたい。
首から頭部の調整施術では、実際に受けてみると頭部を触られているのに足先まで反応を感じて驚いた。このように全身が繋がるためには、まずは施術者側に滞りがあるとうまくいかないのではないかと考えた。自分の中の滞りをまず無くしておかなければならない。施術中、自分の体のどこかに力み過ぎているところはないか点検しそれを解くように意識してみた。この意識の持ち方は、あがり症の自分にとって緊張した場面で役に立ちそうだ。おかげで今回の基本1級試験では、前回の基本2級の時よりも緊張する時間をわずかでも減らせたように思う。
座学では、人体の設計者の気持ちでその設計通りに痛みや不調を治すという考え方を学んだ。
そして、設計や構造の理解がないままに処置を行うと思わぬところに問題が現れることを知り、学ぶことの大切さを感じた。
また、構造が分かると動かし方も分かるようになり、本来身体が持っている機能を引き出すことが可能となることを知り腱引き療法の奥深さを感じた。
今週は研修生の歓迎会を開いて頂いた。みなさんと一緒にありがたく楽しいひとときを過ごす。ほんの少し前までは家で一人で過ごす時間が多かった自分が、初めて訪れたこの地で小口先生をはじめ全国各地の方々と交流していると思うと夢見心地の気分になる。
腱引き師になって人の役に立ちたい、世の中と関わりを持ちたい、と家の中にいた自分を外の世界へと引き出してくれた腱引き療法の力はすごい!と感じながら楽しい夜が終わった。
愛知県 50代 男性 K.Y
筋整流法古式腱引き研修も第2週目に入り、学びの深さと密度に日々驚かされながら充実した時間を過ごすことができました。
今週は、基本施術士2級コースに加えて、基本施術士1級コースの施術法を学びました。
1級で学ぶ内容は、臀部の調整やリンパ総管の調整、首・側頭筋・天窓の調整、そして顔面表情筋の調整等、まさに筋整流法の根幹とも言える技術ばかりで、どれもが奥深く、気づけば毎日があっという間に過ぎていきました。
また、小口先生の講義では、手や手首、さらには脳の構造など、人間の身体のしくみについて腱引きと結びつけながら、非常に貴重なお話を数多く伺うことができました。理論と実技が結びついていくことで理解が深まり、施術への取り組み方がより本質的なものへと変化していることを感じています。
中でも心に残っているのが、小口先生の「構造がわからないことには対応のしようがない」という言葉です。腱引き士として現場に立つためには、単なる技術だけではなく、正確な知識・診断力・応用力が求められるということを痛感し、気が引き締まる思いでした。
そして、第2週の2日目には、私たち38期生のために歓迎会を開いていただきました。
美味しい食事を囲みながら、ここでしか聞けないような貴重なお話を伺うことができ、とても有意義な時間となりました。何よりも印象的だったのは、小口先生が奥様はもちろん、講師の先生方や周囲の人たちを心から大切にされていることであり、そのお人柄と魅力を改めて実感し、この合宿に参加できたことを本当にありがたく思いました。
また、私にとって、今週のもう一つの大きな収穫は、小口先生から「リボソース」を紹介していただき、実際に飲ませていただいたことです。長年頻尿に悩まされてきましたが、これによって改善が期待できそうだという希望を持つことができました。腱引きだけでなく、こうした身体の不調に対する根本改善に向けたアプローチを教えていただけることにも、大きな学びと感謝があります。
そして迎えた第2週の最終日には、基本施術士1級コースの認定試験に臨みました。1級では、2級に比べて腱を引く精度の高さが求められ、指使いや位置確認のポイント、力加減などについて、講師の先生方から直前まで非常に丁寧なご指導をいただきました。そのおかげで、少しずつではありますが、「自分ができているか、できていないか」という感覚が掴めてきた手応えもありました。それだけに、試験では自分がうまくできていないと感じたときの焦りと緊張感は大きく、必死で食らいつくような気持ちで臨みました。試験に合格できたときには、腱引き士に向けてまた一歩近づけたことへの喜びと、安堵感が入り混じった達成感を味わうことができました。
このように、多くの学びと気づきを得られた第2週。支えてくださった講師の先生方、事務局の皆様、励まし合った同期の仲間たちに感謝の気持ちを忘れずに、来週からもさらに新しい知識と技術をしっかりと身につけられるよう、頑張っていきたいと思います。