埼玉都 50代 男性 Y・N

2022年11月7日(12日目)
約3週間の休みをはさみ、第4週目のスタート。
東名高速集中工事がはじまり、午前の車移動は大渋滞。
2時間余裕をみて出発したものの、開始時間ぴったりに到着。

小口先生の講義からスタート。細かいところはついていけないが、腱引きで対応する痛みと可動制限について学んだ(気がする)。
夜は美味しい肉、刺身、すき焼き、松茸…。ビールにワイン。
明日からの厳しい?授業に向けて英気を養いました。

13日目
昨日の食べ疲れ?で若干胃が重い中、午前の小口先生の講義がスタート。
今までは、例えば腹が痛い時、腹を抱える姿勢をとるので、悪い部分は縮こまらせると思っていました。でも筋の痛い部分を庇うためには伸張姿勢を取るとのこと。
イメージと真逆でした。
診断を的確に行うためには、
 痛み及びその原因の種類、神経や筋の付着部位を含めた構造などの知識
 少しの動作や兆候から問題点を掴む観察力
が必要とのこと。
う〜む、少しずつ頑張ろう。診断師への道のりは遠い。

14日目
朝少し冷え込み、ご馳走気分が抜けて学習モードになってきました。
朝から腱引き師になるための心構えや、脳神経の機能構造についての学習。
小口先生の脱線しつつも的確な説明で興味がわきました。
午後、事務局柏田さんの膝を題材に小口先生より直接接触診断指導を受ける。
とめの手の意味と重要性が体験できました。
まだ五里霧中ですが、時間をかけて感覚・知識・診断力を身につけていきたい。

15日目
朝晴れ渡り、富士の雄大な姿を見ながら本部へ向かう。気分も晴れ晴れ。
遠藤先生より身体アライメントと視覚・聴取・接触の3診断法の講義を受けた後、グループ診断開始。検体者として遠藤先生、同期が順番になる。
私は3番目。皆から姿勢への指摘をいろいろと受ける。
問題と考えていないが不調を感じていた部分が姿勢に出ていたことを実感しました。
やっと診断の第一歩。しっかり学んでいきたい。

16日目
本日も快晴。麓からの富士山はいつ見ても迫力が感じられる。
午前中はグループ診断の続きを行う。視覚診断の自分の見立てと接触診断の感覚が外れたり、過去(昨日から数十年前)の怪我が身体アライメントに残ることが感じられたりと、勉強になりました。
午後は基本施術をひたすら練習。「さすり」などの新しい技を練習している同期をみると、皆上手いと焦る。自分は自分と基本施術の反復練習。でも心は来週の筆記試験でいっぱいいっぱい。

千葉県 50代 男性 N・K

 痛みについて
人間のセンサーはとても膨大で、その情報処理を常にこなしつつ、生命維持活動を行い、体を動かし続けなければならない脳の無意識レベルのタスク処理の多さに驚かされるばかりです。
 センサーが膨大できめ細かく肉体の現状把握を行ってるために、痛みの原因よりも、痛む場所に注視してしまうのは、構造上致し方無いと思います。
自分も姿勢が悪く、常に痛みを感じながら生活していましたので、右太ももの外側が痛めば、そのあたりに原因があると思っていました。
 しかし、痛みの原因は大腿神経がおしりあたりで、圧迫されているためで、太ももの外側の筋肉が悪いわけではないのですが、固くなって伸びないので、何かここの筋肉あたりに原因があるのではと思ってしまうようになっているのでは?と感じました。
 上手く言えませんが、錯覚のような感じで起こる痛みで他に原因がある場合であっても、防衛本能により、痛みが強い場所に意識がいき、そこになにか問題があるように思ってしまうと感じます。
 実際に外傷がある場合は早急に治療をしなければ命の危険がありますから、痛む場所を注視せざるを得ないのは当然のことだと思います。

 診断力について
 腱引き師の扱う痛みは、外傷ではなく打ち身で起こった筋肉のズレや、習慣的に起こる筋肉のアンバランスな使い方による慢性的な痛み、姿勢からくる生活習慣的な痛み等だと思いますので、根本的な痛みの原因が他にあるのかを探る必要性があると認識しています。
 録画で見せていただいた小口先生の診断方法では、病状からの予測、各種テストによる診断と、常に筋肉の動きや腱の位置や状態を手で感じとる触診。他の治療技術にはない患者さんの状態を常に見る姿勢に腱引きの素晴らしさと圧倒的な技術力を感じました。
 脳は体や精神を守るため、ワザと間違った情報や錯覚を発信するものと認識しています。
脳の防衛本能で致し方の無いことだと思いますし、脳が第一に考えるのは、生き残ることその一点であると認識しています。
 生き残るためには多少の損失も目をつぶる、冷酷なシステムも兼ね備えていると考えます。
 その点も踏まえて、3診である視覚、聴取、触診を行っていかなければならないと考えます。
そのためには膨大な知識が必要であるということは理解しています。
 そして、脳のウソを見破るためには体の反応を見逃さない反射テストと触診が大事であると考えます。

 筋肉の多重構造について
 今回の診断師講座で習ったことと少し違いますが、レポートに書くのを忘れていた事だったので、私見ですが書いて行きます。
 筋肉は縮むか伸びるか、ONかOFFしかないのに、体全体ではとても複雑な動きができます。
高度な姿勢制御プログラムと、ありとあらゆる方向についている筋肉のおかげだと考えています。
 ありとあらゆる方向に付いているはずの筋肉ですが、普段目にする人間の筋肉構造の図を見ると筋肉の流れが一定で、とても複雑に動ける感じがしませんでした。体全体では縦方向、お腹周りは横方向な感じです。
首とかこの流れでどうやって動いているんだと思ったら、あったんですね、その奥に。
インナーマッスルという言葉も知っていましたが、筋肉が何重にも重なっているのを見て納得しました。
そして、新たな疑問がでました。そもそもなんで重なっているんだ?と。
重ねていく意味は何なのか?胴体の筋肉を薄っぺらくしている意味は?
私が辿り着いた答えは、鎧です。
臓器を守るための鎧。そして自由に動かなければ消化ができない胃腸を、固定することなく一定の位置に収納するための内圧をかける包帯とかさらしのような役割があると思います。
あと呼吸も妨げてはいけないので、薄く広い筋肉が胴体を覆っていると考えられます。
 人間の構造上、大事な臓器は体の奥に入っている印象です。脳は頭蓋骨、脊髄は背骨、動脈は体の中。
胃腸を守るのは外腹斜筋や広背筋など、心臓や肺は大胸筋や僧帽筋など。 ということは、ひろく薄い筋肉の下にある筋肉も重要な役割を担っていると考えられます。
 体の外側に行くほど損傷するリスクが高くなっていきますから、厚くできない筋肉を薄く重ねることで強度を増していると考えれば、この筋肉の多重構造の設計思想が理にかなっていると思います。
 うまくまとめられませんでしたが、人間の構造はとても面白く、難解であると思います。

愛知県 40代 男性 T・Y

今週は「人をみる」事を重視した講座になりました。
受講生お互いに

みる

聴く

触る

確認をしていくことになります。

痛みを伴っている方はどう言う姿勢を取るのか、何でその姿勢になっているのか。
講座の日だけで正解、不正解で終わりではありません。これからは自分で考えて、自分なりの意見を作り上げる土台になります。
正直、一人完全にわからない(当てれない)状態があり、授業が終わって個別に聞いてもその後じっくりみても微妙にしかわからない方がいまして、今後、ずっとこう言った練習を積み重ねて行くのだと実感しました。

腱引きの実技の技術は平日に講座を受けまして、土日に地元に戻り触れる人に練習台になってもらう事の繰り返しで現在の受講生は少しずつ成長をしている最中です。

受講生が近い将来に先生になる為に今回の受講生は各自が只今は足掻いている状態です。
自分はまだ、腱引きを行ったことによって感謝されたことがありません。
一日でも早く、感謝される技術を身につけたいです。

兵庫県 20代 男性 K・W

3週目が終わってからすぐ知り合いがギックリ腰になり、階段も登れなくてうつ伏せをするのがやっとの状態だったのですが
基本施術をさせてもらったら普通に歩けるようになってとてもびっくりしました。
しかしどの施術がどれくらい効果があったのかわからなかったのでもっと知識も経験を積みたいと思いました。

そしてとうとう診断師講座が始まりました。
今までは主に腱引きの基本的な考え方や施術方法などを習ってきましたが今週からは本格的に身体の構造や筋肉の動き、
骨格のあり方などの知識を身に付ける為のとても大切な週でした。

これまで色々なスポーツをしてきて感覚的に筋肉の繋がりや身体の歪みなど自分の身体の事は少し分かったつもりだったのですが、いざ人の身体の問題部位を探して改善するとなった時に表面的な筋肉の問題や骨の異常を探しても改善には繋がらず身体の構造や脳神経のつながりなどより深く詳しい知識が必要だと思いました。

診断師講座で特に興味があったのが脳と神経と身体のつながりです。
腰が痛くなって手が痺れたり
肩こりが激しくて頭痛がしたり
など問題箇所とは違う所に症状が出たりするケースを見て感じたのは身体は一つのユニットになっていて一つの箇所で不具合が起きたら身体は全て繋がっているから他の箇所でも不具合が起きるんだなと思いました。
そして神経と脳と肉体の繋がりを紐解いていけばもっと色んな角度が身体を診る事が出来ると思いました。
今の目標は僕のおばあちゃんがくも膜下出血で倒れてから車椅子で生活しているので立って生活出来るようにしたいです。
その為には身体についての正しい知識と正しい診断が出来ないといけないのでこれからもっと成長スピードを上げてがんばりたいです。

夜の宴会はいつも豪華にしてくださって今回は、なんと松茸を沢山使った松茸ご飯とすき焼きをしてくださいました。
ただのすき焼きでは無くめっちゃ美味しそうな霜降りの牛と松茸が入って更に名前は忘れたのですが油の乗った魚のぶつ切りが入っていて今まで食べたすき焼きで1番美味しかったです。
小口先生の料理は全部美味しすぎるのですが特に好きな料理はA5の牛の上に雲丹が乗っている料理なのですが口に入れた瞬間とろけて今までに味わったことのない美味しさでした。
色々とおもてなししてくださって本当にいつも感謝です。