茨城県 30代 男性 K.I

腱引き師コースに入って、小口先生から直々に講義を受ける。腱引きの歴史から始まり、骨盤、股関節などの構造や調整のやり方、足関節捻挫の修復など、さまざまなことを学ぶ。
小口先生の授業はまさに小口節という感じで、他の先生たちも「こんな授業されたら、まいっちゃうよねぇ〜」と衝撃を受けていた様子。
また、「えっ、いまこれを教えるの!?」という内容も今回は盛り込まれていたようで、今期はなかなか特殊な合宿なんだなと感じる。
小口先生が最近研究されている羽状筋の羽状角のことが実演と実践を交えて紹介されて、非常に興味深い内容で面白かった。いままで話には聞いていたし、でもそれがなんだというのだろう?という感じを正直思っていたのですが、実際に効果を実感し、驚きました。しかもやってることはシンプルで簡単で、お客さんの負担も少ないし、すごい。

今週でとても印象に残ったのが、雅裕先生と朝倉先生が担当してくださった二日間。初の試みということで、実験的だったと思うのですが、私は大満足で、自信がつきました。

はじめに雅裕先生が研修生が抱いている不安を払拭するため、基本施術の効果とコツを伝授してくださり、研修生全員の顔色がパァーッと明るくなった。自分たちはもう人を治せる技術を持っているんだ!という確信をここで得られた。腱を引く指の角度やスピード、そういったちょっとしたことでモヤモヤが晴れていって、皆のモチベーションがすごく上がったように感じます。
途中、わざと腰の腱を外して元に戻すワークで私が受けたとき、気持ち悪くなり、立つのもしんどく、視野が狭まり、色彩がモノクロのように感じられるなど、ずいぶん影響を受けた。頑張ろうと思っても力が入らない、調子がとても悪い日の寝起きみたいな感じ。そしてもとに戻してもらうと、治る。すごい!個人的に今回の合宿で一番の衝撃でした。この経験は忘れられません。(腱は絶対に逆向きに引かないようにしよう!)

朝倉先生が担当してくださった経営・マーケティング講座が、いずれ開業するつもりの自分にとって非常にありがたかった。人を治せる技術がある、でもお客さんが来なかったり満足度が低い、生活が苦しくなる、じゃあどうするか、と考えさせられる内容だったと私は思います。人を治せるだけでなく、ちゃんとそれで食っていける経営をするのが、現代の腱引き師の求められる姿なんじゃないだろうか。
内容のひとつの「お客さんに主導権を渡さない」というところが、なんだか武術的でもあり、腱引きにも通ずると思った。そういえば小口先生もお客さんに対し主導権を渡していなかったなと気づいた。主導権を奪われがちな私ですが(笑)、これもちょっとしたコツで無理なく主導権を渡さずに保てることが朝倉先生の講座で学べたので、意識してみようと思う。電話応対、来店時の誘導、パーソナルスペースからみた座る位置、クロージングなど、具体的なワークがあり、実際やってみると緊張したが勉強になりました。
朝倉先生は今回初めて合宿に来られたというし、また担当されるかわかりませんが、希望者だけでもいいから経営・マーケティング講座を今後の合宿生も受けられたらいいのにな〜と願います。

埼玉県 50代 男性 K.N

6週目: 今週はいよいよ小口先生き直伝の週です。理論的な腱の引き方を伝授していただきました。

講習の概要:前半は奥義伝授(股関節、膝関節、捻挫足関節を)をか小口先生から伝授していただき、基本施術以外の実践的な施術法をしっかりと教えていただき基本施術以外に個別に攻めることが可能な腱引きに楽しさを感じたと同時に自分でできるのかという不安もありました。後半は本部道場の小口雅裕先生による講義と東大分道場朝倉先生による道場経営に関する講義及び患者に感激を与える手技の紹介がありました。

まとめ: 奥義伝授をしていただいたことで、基本施術の素晴らしさを再確認することができました。また、今期は初めての試みがあるようで、その一つとして本部道場の小口雅弘先生による講義では、今までやってきたことの自信につながるような講義及び実技の学習をしていただいたことは、とてもありがたいことでした。もう一つは大分からわざわざ来ていただいた朝倉先生に、経営に関してのきめ細やかなノウハウを教えていただき、技術だけではなく、開業に関しての展望も開けた週になりました。
小口先生の薫風の晩餐と銘打ったDinnerで食べたことのない美味しいコース料理を囲んで学生と講師が団結を深めました。

静岡県 40代 女性 M.S

【6/26】

今日から腱引き師コース。
小口先生のお話と、日本の医学の歴史を学ぶ。知らない歴史ばかりでとても興味深いものだった。日本史で習う医学的な歴史は、杉田玄白と解体新書くらいなので、その前後の歴史の流れを知れてよかった。

【6/27】
過去の患者さんの施術ビフォアアフターを見ながら、腰痛や肩といった個別部位の施術についての講義が始まる。診断士で習った内容がところどころに出てくるが、自分の中で消化できていないので、頭の中にある答えに辿り着けない。まだまだ勉強が足りないと実感した。
それでも、画像で患者さんの動きや、先生の施術の手順から、今何をしているのか、筋肉や関節の状態を自然と読み取ろうとしている自分がいるのは、ちょっとした成長を感じる瞬間だった。

それにしても、患者さんのビフォアアフターが違いすぎて本当にびっくりする。

【6/28】
昨日に引き続き、個別部位の施術。
股関節の軸調整や、膝、捻挫の修復を習う。
この辺りは、基本施術よりも手順が複雑で難しい。また股関節の軸調整は、とても狭い箇所に指を入れるので、力加減が難しかった。
それでも、今までより施術ポイントが分かるようになってきた感じがあって良かった。

【6/29】
小口先生が出張のため、今日明日は先生の息子さんと、九州から講師の先生が来てくださった。
そして、まずはここまでで不安に思っていることを解消しようということで、先生方があらゆる疑問に答えて下さった。
特に面白かったのが、『腰の腱をわざと外して入れ直す』というもので、『腱が外れていることで感じる不具合』と『腱が戻った感触』と『腱を戻すことが出来ている』という3点を一度に実感できてとても画期的だった。
受講生みんな、目から鱗がぼろぼろ落ちる様な気づきがあり、手技に関して少し経験値が上がった感じがして、とてもありがたかった。
また、現役の競輪選手の施術も少しさせてもらえた。競技によって違いがあるとは思うのだが、プロの筋肉、とても柔らかくしなやかだった。

【6/30】
今日は九州から来てくださった先生が経営に関して色々レクチャーしてくださった。
腱引きで自立して行くには、やはり、手技だけではダメで、まず、自分がどうありたいか、腱引き師として開業して行く上での、事業内容や目標を書き出したり、電話応対や接客に関する細かな情報を教えて下さったので、実際に開業するイメージが具体的になった。
後半は、基本施術の精度を高めるため、ひたすら練習に打ち込む。
私は何故か、右利きなのに右手での手技が下手で、左の方が変な癖がなく上手く出来てしまうという特性があり、右手の動かし方使い方が今後の課題となった。
また、施術1つとっても、見せ方や説明の仕方で、営業的な効果があるということも教えて頂き、自分の技術をきちんと見せる大切さを学びことができた。

東京都 50代 男性 S.K

第6週、いよいよ奥義伝授、これまでの基本施術の修練を踏まえつつ、新たな専門的な施術の勉強に入る。
小口先生による腱引きの歴史講義は大変興味深く、今勉強している腱引き療法は長い時代を経て多くの人の実践と研鑽により成り立っていることを理解した。

いよいよ奥義の伝授。股関節調整、膝関節の調整は私に取って、最も興味深い施術であり是非マスターしたい術である。捻挫修復術は。。。まだまだ練習が必要。

また二日目には小口先生による又々素敵なコースディナーをご馳走になる。料理が美味しいばかりでなく先生の腱引きや東北復興に対する熱い想いを聞き、とても楽しい夜だったが完全に午前様、次の日は少し眠かった。

そしてこの週の後半、雅裕先生による基本施術の講義では本当に霧が晴れた時間であった。
特に「腱を引く」事について散々迷っていた自分には指の角度、強さを含め自信を持ってやることを教えられた。もちろんコレまで教わったこと、迷った事が糧となったのだが大きく背中を押して貰えた一時であった。

それから朝倉先生による開業のための「マーケティング」講義は腱引きの技術と両輪となる「開業」、「経営」のボイントを具体的に講義していただいた。
電話の応対から施術室の備品のことまで自営をしたことがない私でも理解できる、目線を我々に合わせた有意義な講義をしていただいた。技術以外にもこれは本当に必要な知識であると思います。

来週はいよいよ奥義の週、楽しみでも有りまたこの楽しかった合宿が間もなく終わってしまうと一抹の寂しさも感じております。

埼玉県 70代 男性 F.H

小口先生の奥義伝授の時間は、座学としての難しさを感じて少しひるんでしまいましたが、とても大切なことを伝授されようとしておられることは、受け止めることができました。
これから、じっくりと資料を読み込んで生かせるようにしたいと思いました。
2度目のパーテイーには大感動です。体調不良にもかかわらず、ご自分で先頭に立って調理してくださる先生の後ろ姿に感謝と申し訳ない思いになりながら、不覚にも酔いつぶれてしまいました。すみませんでした。
週後半の実技演習では、諸先輩方の経歴を伺って驚きと親近感を覚えました。
小口雅裕先生の講義で「ここまで学んできて、今、不安に思っていることを出してください」と言われて、率直に相談できて的確なアドバイスをいただいたことで、どうしても乗り越えられなかった腰の腱引きのコツ、手首を折らないと爪が当たってしまう、手首を折ると指先に力が入らないという壁を取り払うことができました。
そこから先の、指先の腹の感覚を研ぎ澄ます鍛錬に入ることができています。ありがとうございました。
朝倉先生の講義も秀逸でした。腱引き師になって、その先どのような道があるのかを明確にわかりやすくご指導いただけたことは、本当にありがたいです。ご実家が床屋さんということも親近感が湧きました。
実技演習でも、無自覚に間違った施術をしていたことを指摘され正すことができました。
合宿も残り少なくなってきましたが、お陰様で確実に基本施術の精度があがっていることを同期の皆さんの様子を見てもわかります。
お陰様です。本当にありがとうございました。