神奈川県 50代 男性 T.A.
6月2日(月)
今日のお昼ごはんは、歓迎会のときに用意いただいた漬け丼とつぶ貝をYさんが買ってきてくれてつぶ貝はうにバター炒め、さらに小口先生が参鶏湯まで用意してくださっていて、非常にヘルシーかつ豪華な昼食となりました。大満足。
上級施術は足が中心になります。足はいままであまり行ってきていないので新しい箇所であり、やり方も新しく、どのように指や腕を使うのか、力加減はどのくらいがよいかなど、その時々で考えながら覚えながらの対応となりました。今週は3日間と短く明後日が試験であることから、一級までの施術と組み合わせて通しで対応することに。そうすると、新しいところが1箇所終わると頭が真っ白となり、次どうしたら、、、を連発。話をしている中で、このエラー体験が気持ちを引き締めて、流れを覚えなくちゃというモードに切り替えさせることが意図的にプログラムとして行われているとしたら(おそらくそうだとおもわれますが)小口先生やっぱりすごい!となりました。
6月3日(火)
午前中は講義。どの筋肉や腱がどこからどこについているのかきちんと認識できること、膝などの関節がどういう構造で動くように造られているのかや、それにより膝の不具合と思ってもその要因は足裏とか腰の不具合の結果ということが多いなど、いろいろな因果関係を認識することができ、よってもって施術部位の推測ができ、患者さんにも説明することができるようになるので、こういうことの理解が非常に大切であることが先生の言葉の端々からひしひしと伝わってきました。
今日は足の施術でまた追加項目をならい、実践。毎度ながら新項目の追加により全体を通して施術を行う際に、段取りで頭が真っ白になったり、一つの施術が抜けてしまったりが発生。対応する項目が増えてきて、気をつけるところも増え、結果頭のキャパをオーバーしているように感じる。全体をスムーズに対応できるようにイメージトレーニングなどで補強しておきたい。
6月4日(水)
朝から上級施術師試験の通し稽古。人数の関係でかわるがわる腱体に。今週は施術をする側ばかりだったので、他の方にやってもらうのは初めて。やってもらうことで気づく感覚もあり、また体もほぐれてきてちょっといい感じでした。
午前中の稽古ではまだ順番が飛んだり、やっていないものが出てきたりで、今日試験というのに大丈夫か?と疑心暗鬼。午後も通し練習で3時から本番。予期せずトップバッターだったので、こうなったらやるしかない、と半分開き直りながら受験。途中施術に夢中になりながらも、何かが抜けているような感じがどうしても頭につきまとい、いままでで一番結果に対して自信がない状態で終了。結果発表で、合格だったときには、今までの試験の中で一番うれしかったですし、ほんとうに安堵しました。先生方、本当にありがとうございました。
基本の一通りについては、今後もちゃんとできているか、質も高めていく必要はありますが、やるべきことは理解できましたので、練習を積んで精進していきたいと思います。
愛知県 50代 男性 K.Y.
第3週目の研修は、これまでの4日間から1日短い3日間のスケジュールで行われました。基本施術士1級コースに加え、新たに下肢の標準施術を学び、さらには認定試験を控えていたため、これまで以上に密度の高い、まさに時間との闘いのような3日間となりました。限られた時間の中で、手順と技術を正確に覚え、再現できるようになることに必死で取り組みました。研修の中では、小口先生から下肢の構造に関する講義をいただきました。その中で特に印象深かったのは、骨盤輪のことや膝の痛みの多くは足首や股関節に原因があること、また肘の痛みの多くは手首や肩関節に起因するというお話でした。痛みのある箇所だけを見るのではなく、その原因となる構造全体に目を向ける重要性を改めて学ぶことができ、実際の施術に直結する貴重な学びとなりました。
また、今回の研修の中で最も心に残っているのは、「これまでの3週間で学んできた基本施術こそが最も重要であり、基本を極めなければ次の一手はない」というお話です。基本の積み重ねがすべての土台となり、応用力につながっていくという考え方は、私自身が武道で培ってきた経験と重なります。武道の修練の中でも、基本をおろそかにする者に進化はなく、逆に基本を徹底的に身に付けた者ほど強くなることを何度も目の当たりにしてきました。腱引きもまた同じであり、「構造を知り、設計者としての視点を持って基本施術の技術を高めていく」ことの重要性を強く再認識しました。そして第3週目の最終日には、これまでにない緊張感の中で認定試験に臨みました。先生方の温かいご指導のおかげで、38期生全員が基本施術士上級コースに合格することができました。小口先生から、認定証をいただき、また一歩「腱引き師」に近づけたという実感を得ることができました。これから始まる診断師コースでは、さらに高度な知識と技術が求められることと思いますが、今回の学びを糧に、これからも日々の積み重ねを大切にし、基本をより深く自分のものとしていけるよう頑張りたいと思います。
山形県 40代 女性 T.H.
合宿講座も3週目に突入。肉体的な疲れは少し出て来たが、毎日学ぶ内容が濃くて楽しいため精神的にはとても充実している。
座学では、重力と身体の軸の関係を学んだ。今まで重力と人体を関連付けて考えたことがなかった。人間は地球上で生きる生物、、、だから地球環境に適した人体構造ができあがっている、、、と思うとますます人体への興味が湧いてくる。
筋や腱が引っ張り合ったり、支え合ったり、交叉したりと絶妙なバランスで骨や関節の軸を保っていることを知った。これまで自分が持っていた骨や関節のイメージは、もっとガッチリとかみ合っているというものだったが、思っていたよりも周辺組織の繊細なバランス構造で成り立っていることを知り身体へのイメージがガラリと変わった。
座学の後はすぐに実技の時間。先ほど学んだばかりの解剖図を思い浮かべながら、腱体役の先生方の身体を触らせて頂き、場所がずれている等フィードバックをすぐに頂ける環境が本当にありがたい。
今週はこれまでの週と違い、1日早く試験の日を迎える。この1日の差は大きく、手技の順番が覚えきれないまま基本上級試験当日を迎える。試験前の練習でも、ある項目がすっぽり抜けたりして不安が募る。不安と緊張がピークに達する中、試験開始直前に同期の2人から順番の覚え方のコツや試験に望む心構えのコツを伝授してもらう。そのおかげでだいぶ気持ちが落ち着き、試験を受けることができた。結果は全員合格。試験のたびにアドバイスや励ましをくれる同期の2人に心から感謝したい。