神奈川県 50代 男性 T.A.
6月16日(月)
今日から追加で3名が合流。私の隣席は11月まで私が住んでいたところのご近所。共通点も多く他己紹介するにあたり話が盛り上がってよかった。
今日からしばらく講義&テストが中心になります。講義中は、小口先生から質問を投げかけられることも多くなりましたが、「正解は求めてないから思ったことを言って。」とのこと。感じたことが正しいことに越したことはないが、質問の意図を自分が理解できずにいて頭が真っ白だったり、質問に対して感じたことを言葉としてどう表現したらいいのかすぐにピンとこなかったり、そんなことも出てくると思いますが、自分の気持ちに気付けるように心をニュートラルにして自分と向き合いたいと思います。
今日の講義は序章と痛みに関する知識でしたが、短時間でも要所をついた説明で、また基本的な事柄を話していただいてますが、テキストではもっと細かい内容の記載があったり、テストを考慮すると、どのようなことが問題としてだされるのか見当がつかずやや不安な状態でもありました。
基本施術は1.5週間ぶりなこともあり、一連の流れを確認しながら対応するだけでやっとこさの状況にもかかわらず、力加減や施術時の姿勢など細かく腱体の先生にアドバイスをいただき、とても勉強になりましたし、継続して基本施術をしつづけることの大切さも感じました。教えていただいたことは対応する項目ごとにノートにメモをしていき忘れることのないようにし、患者さんの心地よさも考えつつ、自分にあったやり方を模索し身につけていき常にバージョンアップできるようにしていく。
6月17日(火)
今朝は1回目のテスト。事前に問題になりそうなことを想定して覚えてきてはいましたが、問題が想定していたものではなく、完全に面を喰らって、1回目惨敗。つづけて再テストとなりましたが、そんな状態ではその問題にも対処できるはずもなくこれまた惨敗。2回目の追試(試験の条件に大きなおまけをいただいて)で全員合格に。学生の時以来なのでは?と思われるペーパーテストで、それなりに用意をしてきたと思っていただけに非常に残念でした。今回のテストに関して言えば、腱引き師になったときに大切なことを聞かれているという感じで、そういう方向性の試験なんだなぁ。というのを痛感。とはいえ、入試のように不合格者を出す試験ではないので、その点だけは安心して今後も向き合いたいと思いました。
講義が終わると、今日は九州からこられた先生方を含め多くの先生方が来られていましたので、先生方を相手に基本施術。今日もいろいろとアドバイスをいただき、非常に勉強になりました。私の地元に近い鶴見から高木先生も参加されていましたので、合宿終了しても勉強させていただいたり、相談にのっていただいたりしていただけるように話をさせていただきました。心づよいです。
6月18日(水)
今朝はテストの2回目。昨晩は新メンバー追加と多くの先生方が来られていることもあり歓迎会だったので、朝から体調を整えることに集中しながらノートを見つつ今日の範囲の項目を覚えるように忙しい朝となりました。いざ本番。予想外の問題もありましたが、自分が思いついたことをとにかく記載することでなんとか凌ぐことができ、合格点に滑り込めました。全体としても、小口先生のさじ加減にも救われ全員合格で、再テストに至らず。とにかくホッとしました。
昨日に続き先生方が腱体になってくださり基本施術。施術していてもちゃんと対応できているのか?が自分として指の感触など得にくかったところもあり、そのまま不安を伝えたところ、対処方法を的確にアドバイスいただき、自分で感覚を持つことができるようになりました。大変助かりました。
夕方には受講生どおしで施術。上級までを伝承会で習ってきた方のやり方を体感することができ、施術の基本は同じなのですが、細かいところで多様性があることにも触れられ、また、今週は施術することはあってもされることがなかったため、それを身体の感覚としても受けることができて、非常に良かったです。
6月19日(木)
今日はグループ診断1と2.検体となる人の身体状態を詳しく観察して、顔の向きや姿勢など気になるところをメモして、グループでまとめながら、他の人が気づいたところや観点について理解を深め自らのものにしていきました。
自分は体の不調について自覚症状が特にあったわけではなかったのですが、基本施術の腱体をしていると 腰が悪そう と言われることが多々あり、身体がどうなっているのか指摘を受けるのが楽しみでした。
結果、観察していただくときに歩いたり腕を回したりしましたが、その時点で自分の癖に気づくことができたりして体を動かしている時点で新鮮な体験でした。みんなからの結果は、そういえば自覚のあるところ、やっぱり自覚がないところなど様々でしたが、自分が一番気になったところは背中が反っているということでした。過去ぎっくり腰で腱引きにお世話になったときも、歩いていて突然それ以上一歩も足が前に出せない浮き腰の状態だったことを思い出し、また腱引き時にも背中側というよりお腹側を対応してくださったことが印象として思い出され、昔からの身体の傾向であることに気付かされました。気づきを得られたということは、日常生活の中で未然対応できることもありますので、注意しながら過ごすようにしたいと思いました。
6月20日(金)
グループ診断の3と、先生方とのマンツーマン施術体験でした。回数を重ねるごとに基本施術には少しは慣れてきたとはいえ、先生方にするときには、今でも緊張してしまいます。それでも、やってよかった。と思えるのは、それぞれ先生方から気になったところに対して、やさしく、的確にアドバイスをいただくことができ、毎回毎回いくつも次へつなげたい学びがとても多く得られることです。合宿最初から対応していただいている北村先生に行うときには、どれくらい対応が変わってきたかをみていただく、テストではないですが、武者修行帰りで自所にもどり確認いただくようなそんな感じで自分だめしの気持ちでさせていただきました。いくつもさらなるアドバイスをいただきましたが、安定してきたね。と言っていただけたのは、非常に嬉しかったです。講義の端々に腱引き師コースでは という言葉がでてくるようになりましたが、施術相手が患者さんというのが目の前に迫ってきていることが感じられ、施術時の注意点を自分の頭で復唱しながら対応する現状の自分主体の施術ではなく、会話をしながら、心地よくいただくことも含めて主役が患者さんであるようにしないといけないと、頭では思うようになりましたが、まだまだ行動としてそこまで至らず、少しずつでも前進できるようにしたいと思います。
愛知県 50代 男性 K.Y.
第4週目の研修は、これまでの基本施術の習熟を図ると同時に、新たに3名の研修生が加わり、「診断士コース」がスタートしたことで、大きな転換点となる週でした。座学とテストに追われる毎日は、体力的にも精神的にも非常に厳しく、これまでにない緊張感と集中力を求められる1週間でした。
そんな中、小口先生の講義を通じて得た新たな知識を夜、復習し、テストでアウトプットするサイクルによって、基本施術の理解が一段と深まっていくことを感じる1週間でもありました。
グループでの視覚診断や聴取診断を重ねる中で、単に施術の手順をこなすのではなく、「この施術によって、相手の何を改善するのか」という意識を持つことの大切さに気づきました。分からないなりにも、一つ一つの動作に目的と意味を持たせ、技術を少しでも高めることを目標として取り組む姿勢が、自分の中で芽生えつつあることを感じています。
今週は特に、山梨、九州、神奈川、埼玉、愛知、静岡の腱引き師の先生方から、非常に丁寧なご指導をいただけたことが大きな財産となりました。施術のポイントや意識すべき点を具体的に教えていただくことで、自分の中の感覚が一気に変わるような実感がありました。遠方からわざわざ足を運んでくださり、惜しみなくご指導くださる先生方には、心から感謝の気持ちでいっぱいです。
中でも特に心に残ったのは、お一人の九州の腱引き師の先生が、毎朝「筋整流法の理念」を唱えてから一日を始めていると聞いたことです。この話を聞き、自分自身も改めて「理念」の重みと、それを実践する意味の大きさを再認識しました。そして、筋整流法が科学的根拠に裏打ちされた確かな技術であることに、改めて深い感動を覚えました。
次週も診断士コースの5回目のテストから始まります。厳しい日々は続きますが、同期の仲間とともに、全員で乗り越え、成長していけるよう、引き続き頑張りたいと思います。
山形県 40代 女性 T.H.
今週の座学では、さすりの手技の効果の科学的なメカニズムを知ることができて感動した。
というのも、先週小口先生の施術見学をした際にさすりの場面が特に心に残っていたからだ。どこにアプローチするのか?アプローチする組織の特性は?その特性を活かした手技のスピードは?
難しい用語が飛び交い、自分の理解が追いつかないことが多くあるけれど、ミクロの世界まで探究して明らかになっていく様子を知ってとても面白いと感じた。
グループ診断では、グループメンバーそれぞれの視点の違いが面白かった。特に、今週の座学で学んだ身体アライメントなどの知識を早速、視覚診断に取り入れているメンバーの意見は大変勉強になった。自分はいざ実践の場面になるとあたふたして、座学から得た知識を頭の中の引き出しから取り出すことができない。落ち着いて練習を積んで苦手意識をなくしていきたい。
今週は、診断師コースから新しく3名が同期として加わり歓迎会を開催していただいた。小口先生をはじめ遠くは九州から全国各地の腱引き師の方々と大勢で賑やかな時間を過ごした。楽しい夜の次の日の朝は一転して皆でカリカリと机に向かってテストを受けた。飲み会・勉強・テスト、このメリハリ感がたまらないなぁなどと考えていると、小口先生はどんな時でも毎日研究は欠かさないと聞き、一気に身の引き締まる思いがした。
愛知県 50代 T.M.
私は途中まで名古屋の伝承会で受講していたのですが、思い切って休みを取って合宿に参加して正解でした。
名古屋でも教えてもらえるのですが、どうしても一人の先生からしか習えないと私の考え方ややり方もかたまってしまうのですが、本部ではいろいろなベテランの先生がいていろいろな角度から教えてもらえるので、自分の出来てないところや出来てない理由が分かりやすく、またそれに対する対処法も分かりやすかったです。
具体的に私はどうしても指の腱出しと肩の腱出しに力が入りやすくて力が入るから、また余計に腱をとらえることが出来ないという悪循環があったのですがそれが少し解消されたと思いました。
また小口先生の体を直接触らせてもらうことで腰の腱はかなり奥にあること、また引くにはスピードが必要なこと、まだまだ練習は必要なのですが、どういうことを目標にすればいいのかが分かりました。
また今までは習った技術をどのように私の普段行っている施術の中に組み込んでいけばいいのかが分からなかったのですが、北村先生が受講生のAさんの腱を触って
「この人は自覚はないけど腰が悪いに違いない」
とおっしゃっていたのですが、愛知に帰っていつも見えるお客さんの腱を触ったところ、確かに腰の悪いお客さんは腱の部分が固いことが分かり、そのことがヒントになり、これからの私の施術の中に腱引きを入れていくタイミングが少し分かったような気がしました。
また小口先生のお話の中に弟子がトラブってその修復のために一年以上かけて、お客さんとのやり取りをしていたことを話されました。
とても勉強になりました。
いつか私もトラブルに巻き込まれた時には決して逃げることなく、誠意を持って対処しようと思うのと同時に勇気をもらいました。
今回私は診断師までで残りは次回の合宿で学ぶ予定なのですが、それまでに私の施術の中にどうやって、どのタイミングで基本施術を入れていくのかをゆっくりと考えて疑問などあったらまた次回の合宿で教えてもらいたいと思いました。
東京都 40代 M.S.
⑴今週学べたことについて
口伝とされていた術式を理論と技術とエビデンスを用いて詳細に説明されていて、合宿だから学べる点も多く集中して学べるメリットも多くあるように感じました。教科書の内容もご著書の先生から説明をお聞きできるのは、その背景もお話し頂けて有難いです。
また、生活様式の変化から現代に必要な技術の検証や考察と、更なる患者さんの痛みに対するフィードバックを常に考えられる小口先生の、寝る時間も惜しんで学ばれる探求心の深さに驚きました。埼玉の伝承会で患者さんとちょっとしたお話しでも内容にちゃんと応対されいたたり、今回の歓迎会の時のちょっとした話題についても様々な内容にさらに深い内容でご返答されていて博学な部分も、今後のコミュニケーションの部分で必要だと思いました。
歓迎会についても、各地からお越しいただいた先生方と受講生とよりコミュニケーションを取りやすくご配慮頂いたりと、なぜ小口先生に人が集まるのかという部分を感じました。お一人お一人に寄り添う配慮は、わたしにはまだまだできていない部分ですが、ぜひ今後参考にしたいです。
⑵講義内容について
理論・講義では、教科書の序章の腱引きの歴史や生い立ち・腱引き療法の考え方や先も見通されている点や今後の大転換にあった、「電気がなくても何とかなるようにしなければならない」という点についても書かれていて共感致しました。歓迎会の時にお聞きした「東日本大震災の際に、腸もみできる人がもっといたら、救えた命ももっとあった」という点もあの時の事を思うと胸が締め付けられる思いになりました。
痛みについての記述も医学書を読んだことのない素人相手に、教科書がつくられていて大変有難いです。そして、講義内で患者さんを相手するにあたり医者の診断と同じ診断ができてれば、安心するから今後病理についても学んだ方がいいよと、教科書には書かれていない部分のアドバイスも今後の自分の努力となり解剖学や生理学に病理と勉強する部分も増えますが、しいては患者さんの為と、自分が修復できる部分が増えることにより、いまより動ける幸せを提供できる、人生をかけた使命の様なものだと感じます。
ただ、私は毎回のテストで四苦八苦しているのでその点は一歩一歩頑張らねばと思います。
技術に関する部分では、わたしの理解不足もあり、腰や肩の腱と足底筋を引くのが特に苦手でしたが約一週間、北村先生や各地域の先生方にお教えいただけて少しづつ理解ができてきました。腰の腱に触れる感覚はだいぶ分かりましたが、探る部分で二本目を外にはじいている点を北村先生と山梨の一美先生に指摘されたので、来週は腰の腱を引ける様にすることを課題にしております。また、わたしの腰の腱を引く姿勢が、腰の右の三本目を外れやすい症状になるのでその点も検証できればと思います。一美先生にこの点を見事に当てられて「3本目、だいぶ外れていて、これだとツライよね」と言って頂けてました。こういった言葉も患者さんとやり取りする際に共感できるポイントだと思いました。いまはまだお話しするとそちらに気がいってしまい手が動かなくなるのでその点も今後の課題です。
あと、お願いできたら有難いです。
今後機会がありましたら、小口先生の施術を受けてみたいです。ご検討頂ければ幸いです。
宮崎県 30代 K.K.
私は診断士コースからの参加になります。
簡単に言えば座学理論学を学んだのちディスカッションして意見を出し合い実際に試してみるコースです。
まず小口先生について、最後の伝承者ということを聞きましたが、やはり身体の博士で、知らない事は無いというイメージ。理論を的確に教えて頂き普通では聞けないことが聞けたと感じます。(人生の中で小口先生に出会えただけで得した気分 笑)
技術ができてもなぜその技ををするのか?がわかっていないと立派な腱引き師にはなれないと思うのでこの座学はとても貴重な時間でした。
また沢山の先輩方も来場し、十人十色のやり方を教えて頂きました。腱引きは答えが永遠に無いので熱心な方が多い気します。先輩方の話や手技も色々聞いて見て試してとありがたやありがたや🙏
学ぶ楽しさと初めての事を習うストレス(良い意味で)勉強した分将来に生かされそう。生きてる心地がして最高な時間です。