神奈川県 50代 男性 T.A.

6月30日(月)

今日は胴回りユニット。自身の「浮き腰」のときにやってもらったおなか側の対応もこんな感じだったんだと理解することができました。テキストでは施術の流れが1つの事例としてでてきていますが、術として教えていただくのは初めて目にするものだけ。しかもかなりたくさんの術をつぎからつぎへと。肩引き師コースになってから1つ1つの対応について復習もしなくちゃですが、全体としての対処の流れについてもなかなか理解が追いついてきていない感じなので、心が焦るばかり。他の受講生も同じ感じなのかなと、そんな話をしていたときに花澤先生もそのシチュエーション知ってるという感じでいらっしゃったので、これはみんなが通る道なのね。と理解しましたが、身につけるべく復習と回数を重ねる努力あるのみですね。花澤先生からは、「この合宿も先が見えてきた感じだけれど、そこから先はどうしていくつもり?」という主旨の話も。私も気にはしているところでしたが、あらためてこの先について考える時期であることを再認識させてもらうと同時に、今まで以上に施術に対してもより実戦を意識した対応にしていかないとと思うことと相まって、気を引き締め直す1日となりました。

7月1日(火)

今日は手から腕にかけて。ばね指を事例に整形外科と腱引きの考え方の違いを説明。指の腱鞘の部分で指の屈曲のための腱が2本交差しているのが解剖図で出てきたところで、仕組みについて気づくことができました。それまで交叉部に注意というのが端々にでてきていたので、その賜物と思っています。整形の方からすると、解剖図など目にすることは私以上に多いはずと思いますが、考え方の基本となるところが違っていると気づくことそのものができないのか、ちょっと不思議に思えました。そういえば、西洋系の文化は1度インプットされると、その考え方以外について認めにくくなる傾向が歴史的にも多いなと個人的に思っていましたが、そういう面も今回の例にでてきているのかもしれないと勝手に納得しました。

腕の施術については、行うべきポイントが多数あり、順序や施術内容を覚えるだけでも手一杯でしたが、最後の時間で、基本施術を行って、そのあとで今日の手から腕にかけての施術についても連続して行うことができたので、自分の理解のために、非常に有効でした。ありがとうございました。

7月2日(水)

今日は肩上げ。92歳の父が数年前に転んで右肩を強打してから、まるで五十肩のように腕が上がりにくい状態なので、今日学んだことを父に実践できるようにとの思いから、必死にメモを取り習得するのに一生懸命でした。

肩とはいえ、肘から手首にかけてのねじれをとる必要性など、昨日の手から腕の対応と通じるところもありそうに思いましたので、手から腕、そして肩と全体を組み立てていくにあたっては、その症状などを確認しながら取捨選択していく必要があると認識しました。

交代交代で腱体も行いますが、奥義となると結構身体の負担になっているなと思うこともあり、そうなりますと、今までいろいろな先生方が腱体として対応してくださり、受講生何人分もの相手をしてくださっていただいたことに改めて感謝の気持でいっぱいになりました。

施術の技を一通り習って、難しい対応は特段なかったと思っていますが、父は耳も遠く これこれをしてほしい というリクエストをタイムリーにうまく伝えられるのかとか、少し痛みに耐えてもらえるかとか、実際の対応にも思いを巡らせながら勉強することができました。

7月3日(木)

試験を兼ねた実地訓練として、富士宮市の高校生に基本施術を行うこととなりました。我々がいただけた時間は1時間だけ、また生徒さんは試験期間中ということ、さらに体育館には空調設備はなく暑い中での対応と(そんな中でも高校生たちは部活の練習を毎日行っているとのこと。頭が下がります)いろいろと気を遣いながらの施術となりました。

汗かきの私は汗だくになりながら、施術中は話しかけを。。。と思いつつも何を話したらよいやらとまどいながら、話を始めると手が止まり、手を動かすと話が止まり、そんなぎこちなさの中、学生さんとしても、どんなことをされるのか?事前情報も殆どなかったでしょうから、その意味でも不安もあったでしょうし、お互いぎこちない時間が過ぎていきましたが、唯一、施術している一つ一つの内容については、自分としては自信をもって対応できていたんではないかと思っていますので、そこだけは不安がらせなかったかな。と勝手に思っています。

1時間の中で2人に施術できました。2人とも特に体調に不安はないものの、勉強で根を詰めているためか首から方にかけていわゆる肩こりを気にしているようでした。施術後に肩回しや足踏みなどしてもらいましたが、2人から 足上げが楽になった。肩が軽くなった。という言葉をいただくことができ、私としてもとてもありがたかったです。いままで家族には練習に付き合ってもらいましたが、そうでない人に対しては初めてでしたので、今日の体験といただいた言葉はこれから先忘れられないものとなりました。

7月4日(金)

今日は奥義の練習と、ここまで行ってきたことに対して疑問や確認したいことなどをみっちり行う日となりました。基本施術を受講生どおしでやりあったりしながらも、施術する側、受ける側それぞれの観点から疑問や感想などを言い合い、また、他の人達が疑問に思っているところが、自分として気にしてなかった部分だったりするなど、より内容を深めることに非常に良い時間となりあっという間の一日となりました。

残すところあと3日。今週前半でも、この先のこと考えるタイミングありましたが、改めて腱引き師コース終了後がスタートラインであり、その先の身の振り方を自身が問わないといけないし応えないといけないという期待もありますが、どうしたらという不安部分がだいぶ大きくなってきているのが実感です。

愛知県 50代 男性 K.Y.

第6週目の研修も、先週に引き続き「奥義伝授」の講義と実技研修が行われました。今回も小口先生から、マニュアルやビデオだけでは決して理解しきれない技のポイントを、実際に施術を受けながら、直接ご指導いただくという非常に贅沢で充実した時間となりました。先生の手技を体感しながら、その感覚を自分の手で再現しようとすることで、理論と実技の両方をより深く学ぶことができたと感じています。

また、講義を受けるたびに、ただ手順を覚えることだけに追われるのではなく、これまで学んできた知識や施術方法を一つ一つ結び付けて考えられるようになってきました。骨や関節、筋肉といった人体構造をイメージしながら、「なぜこの技を行うのか」「この動きが身体にどう作用するのか」を意識しながら講義を受けられるようになったことは、自分の中で大きな成長だと感じています。

そして、同期の仲間たちと施術のポイントについて確認し合い、できていることやできていないことを素直に話し合えるようになってきたことも大きな進歩です。まだまだ不安なことも多いですが、仲間と支え合いながら練習することで、少しずつ自分が成長していることを実感でき、前向きな気持ちで研修に臨むことができています。

さらに、富士宮西高校での実習に参加させていただき、実際に施術を行う経験を持つことができました。施術を受けた高校生から「肩や足が楽になりました」という言葉を直接聞くことができ、大きな励みになりました。同時に、自分に足りない部分や課題もはっきりし、これからさらに施術技術を磨いていきたいという気持ちが強くなりました。

今週は、実習が1日減ったことで、その分、これまでの復習にじっくりと時間を使うことができ、理解が不十分だったポイントや疑問点を北村先生に丁寧に教えていただけました。特に、指や身体の使い方、そして自分の体をどの位置に置くかというポジションについて、新たな気づきが多く、技の質が少し向上したと感じています。

まだまだ学びたいこと、学ばなければならないことは山ほどありますが、合宿研修も残り3日となり、限られた時間の中で一つでも多くのことを吸収し、確実に自分のものにしていけるよう、最後までしっかりと取り組んでいきたいと思います。

山形県 40代 女性 T.H.

今週は高校での実習という貴重な経験ができ、早く腱引き師としていろんな人の役に立ちたいという思いが強くなった。聴診では左側の症状を訴えていた生徒を実際触診してみると右側の方が張りや硬さを強く感じそのことを伝えると、部活中の軸足が右なので常に踏ん張っているのは右側でなおかつ左側の調子が悪いためいつも右側でかばっている自覚があるとのことだった。実際に触って左右差を感じとることができたのは嬉しかった。

症状を訴えている部位だけにとらわれないことは、講義中にたびたび登場したテンセグリティ構造の模型のおかげで理解が進んだと思う。あの模型を見ると1か所の問題が全体に影響を与えることが一目で分かり、全身を調整する基本施術の大切さを知ることができた。

高校の実習で施術途中に時間配分が気にかかってしまい、運動指導がおろそかになったのは今後の課題だ。もっと相手に対して説得力のある運動指導ができるよう工夫していきたい。

奥義の講座と実技の練習が進むに連れ、合宿前半に教わったことが今になって急に、あ!こういうことだったのか!と思い出される瞬間が何回か訪れた。教わった当時は受け取れきれなかった教えが時を経て理解できることもあるのだと驚いた。継続の大切さを実感した。

今まで自分は大きな跳躍ばかり夢見て、小さな一歩にはあまり価値を置いていなかったように思う。だからわずかな小さな一歩にはあまり意味がなく、意味がないなら小さな一歩は踏み出さないほうが安全で安心だと思い込んでいた。大事なのはまずは小さな一歩を踏み出すこと、そしてそれがミリ単位だとしても進み続けることだと感じた週だった。

東京都 40代 M.S.

長いかなと思っていたら、あっという間の3週間であと来週しかない!と思ったら急に不安に。しかも毎日毎日どんどん講義が進むので、1つはいると1つ抜けていく感覚でした。なので必死に時間があれば頂いた資料を読むために朝も早くに合宿所に行っておりました。先週最後に学んだ下肢の部分も流れで何となくにもなっていたので今週の実技・実習のところでその他の部分も再復習していただいたり。

講義中の動画に流れる患者さんの整体や病院に行かれて治らなくて小口先生に施術したことで痛みが治まり喜んでいる姿をみたり、朝は早く行ったら小口先生の論文書いているところに立会いさせて頂けました。朝早くから一文一文進めるために、エビデンスを用いながら進められるひたむきさに頭が下がります。ツインモニターを使っていろいろなソフトを駆使して書かれていてスゴかったです。

講義では、診断士コースで学んだ痛みに対して細胞からの説明であったり、実際にあった患者さんの施術の様子をなにを感じどんなことをしているかを解説しながら講義が進み、小口先生自ら受講生にひとりずつ丁寧に説明して頂けました。それらの体験がありながら資料を見返すと気づきも多く有難いです。ただ基礎施術と違い技術がより複雑になるので流れやポイントを掴むのは頭がこんがらがります。

また、同期の皆さんと学ぶ事で自分とは違う気付きが多くあって。お互いに感じた事を話し合って仮説検証してみたりと多数で学ぶメリットもたくさん感じました。

今は週明けの講義に向けて再復習中です。あと3日しかないと思うと、この機会を有効活用しないともったいなくて休んでいられません(汗)

もう残り3日となりましたが、改めて来週も宜しくお願い致します。

宮崎県 30代 K.K.

3週目は手から腕肩周り奥義の実践。

基本施術+αで施術に取り入れられたらと思います。

そして今回初の実技実習でご協力頂いた高校へおじゃマップ。

緊張しつつも普段通りの基本施術をメインで実施しました。

もちろん学生さんの体を治す事はできませんでしたが、コミュニケーションを取りつつ楽しく施術する事ができました。

バスケ部の方で普段から激しい運動をしているので尚、身体を整えて治してあげたい気持ちは山々。しかしまだ技術が追いついていなく悔しさが滲んだ日でした。

この悔しさをバネに最終週を望めればと思います。

腱引きを振り返ってみると1番は楽しい!

これに尽きます。

あと3回の実習。

悔い残らないようネタをモノにできればと思っています。

今週もよろしくお願い致します。

宮城県 40代 T.T.

今週は胴回りユニットと上肢部が主な内容で、ぎっくり腰や40肩などにアプローチするための応用編でした。

講義や実技についていくのにやっとでしたが理解が進み繋がることで興味深かさが増し、どんどん引き込まれていきます。

同時に自分の知識や技術の未熟さを痛感。足りないところは何度もテキストを読み返し理解を深め、忘れないようにイメージトレーニングと練習を繰り返して精度を上げていきたいと思います。

週半ばは学校を訪れ女子高校生バスケットボール部員の皆さんに腱引きを実践させていただきました。安全にリスクなく基本施術を主にさせていただいたのですが思っていた以上に緊張したのと終わった後の達成感がすごかったです。

私が担当したニ名の学生さんのうちの一人が捻挫を繰り返しているということでしたが自信が無く腱引き師の先生に補足の施術をしていただきました。その時の会話の仕方や施術内容もまたとても勉強になりました。

ご協力いただいた皆さん、このような機会を下さった先生方に、あらためまして感謝いたします。

週後半は復習。一つ覚えるとひとつ忘れ(いや、二つ、三つ、、、)出来ていたものが出来なくなったりの繰り返しで正直、ちょっと疲労を感じるところもありました。

が、しかし、合宿日数も残りわずか。またとない貴重な時間とご縁を大切に、少し気持ちを切り替えて最後の週に挑みたいと思います。

何においても人の何倍も習得に時間が掛かる私なので焦らず楽しみながら研鑽して参ります。