秋田県 40代 男性 N・I

第五回目。今回は先週に引き続き、診断する際に必要とされる知識についての学習と、基本施術を学んだ後に覚える奥義の習得を目的とした講義内容に臨みました。

 又、今週は実際に小口先生が、難病の患者相手に施術している場面を目にする機会が複数回あり、現場で腱引き師としてどの様に接し、行動していくのかの最良例を、生の空気を感じつつ見る事が出来たのは大変に幸運でした。

 この合宿も残り僅かとなり、自分の未熟さに焦りを覚えますが、その中での気付き一つ一つを出来るだけ見逃さない様に留意し、励んでいきたいと思います。

以下、今回学んだ事、気づいた事をまとめます。

①「さすり」の技法

 さすりとは、筋の張力発生軸の捻れを解消(修正)する技法であり、筋や腱の交叉部等を狙う。
又、人の筋は40℃で解けるが、さすりでは60℃程度まで上げる事が出来る。

②羽状筋と「さすり」

 羽状筋の斜めに拡がる筋繊維の角度(羽状角)は、適切な角度の状態になっていないとうまく力を発揮出来ない。その原因は、張力発生軸の捻れであり、順序立てると、

⑴張力発生軸の捻れ

⑵羽状角が拡がり不足となる

⑶筋の可動制限が起こる

⑷その影響に対抗する為、代償運動を行うが、結果、更なる悪循環に陥る。

⑸益々、機能低下していく

となり、これを解消する為には「さすり」が有効(イメージとしては閉じたパチンコの羽根が開いていく様に動く)。

 施術を見学させて頂いた際、さすりをする場面がかなり多いと感じましたが、あれは筋をこの状態にしていく為に多用していたのだと推察しました。これは、今回の講義の中で最も印象に残っています。

③施術の現場で感じた事 その2

 股関節の部分を押す技法をよく使用していると感じました。今回学んだ奥義では、股関節部に指を入れるのは、寛骨横靱帯を狙ったものでしたが、それを行っていたのか、それとも別の部位を狙っていたのか、とても気になるところでありました。

④自分にとっての座右の銘を作る(見つける)

例「施術者は大海に浮かぶ流木の様なものである」小口先生

 これから腱引き師になるにあたって、自分が生きる指針となる言葉を見つける様にとの教えを得ました。

 今、自分で思い浮かぶのは、「心配するな。何とかなる」(一休さん)でしょうか。

 これ迄、特に座右の銘というのは意識しておりませんでしたが、これ以上にしっくりくるものがあるかどうか考えながら歩んでいきたいと思います。

愛知県 50代 男性 M・K

診断師コース

お休みだった土日を返上して自宅で試験勉強をしました

月曜日のテストは、身体アライメントという身体のバランスをとるため大切なところだからです

難しいところですが、相方となんとか合格

火曜日のテストは、下巻の半分「脳の仕組みと神経」腱引きにとって脳が大変重要なので、量が多くて、内容も濃く大変でした

ここも相方となんとか合格

水曜日最後のテストは、下巻の残り半分「筋肉の機能」筋整流法にとって一番大切で、かつ最大の量と質

もううなされて寝られなくなってしまいました

身体の調子が悪くなり、ふらふらとめまいがしてきて、じんましん、湿疹が出てきて、頭痛もありました

腱引きしコースから参加してきた4人が待つ中、3回もテストをやらなくて本当によかったです

相方と1発で合格できて、やっと最大で最難関のテストから解放されました

もっと小口先生のように難病でもワクワクドキドキ好奇心たっぷりで楽しく夢中になって研究開発できるようになりたいです

腱引き師コース

小口先生最後の直伝奥義コースを学べるのは幸せです

とにかく凄い!!の一言です

よくこんな素晴らしい技を開発&実践&教えてくれたものです!

今まで見ていてもよくわからなかった奥義をシンプルに理解できるよう教えてくださいました

小口先生の閃いた理論と経験医学の結晶です!

これまで治すため先生が、1日3時間と寝る間も惜しんで研究開発した至高の技を教えて頂いたこと感謝しています

あと8回の奥義コースを理解、実践できるよう楽しんでいきたいと思います

これで、たくさんの人を助けることができること感謝しています

先生最後の集中講座に参加できてうれしいです!!

ありがとうございました

N・I

この度、セパレートで健引き師コース(奥義伝承)に参加させて頂きありがとうございます。

筋整流法健引き治療とは約一年前に出会い長年違和感があった右手首、右手前腕の張りを一瞬で解いていただき驚いたのを覚えてます。

私自身は筋整流法健引き治療で誰かを治療するより先に、自分自身のセルフケアの役に立てればと思い入会させて頂いたのですが、今年の9月に石垣島でのイベント「身体会議」で正統伝承者小口昭宜先生と出会い感動し、今回の合宿に参加させていただきました。

2級、1級、上級、診断師、の順に勉強、実践をし、いざ健引き師コースに参加させていただいたのですが、解剖学、科学的な思考、視点から理解し想像して施術をされている事がよくわかりました。

小口先生は「原因が分からなくとも、とにかく成果を出す」正に有言実行されている所も目の当たり出来ました。

私も求道者として研鑽し、来週からの合宿に望みたいと思います。

 

S・I

私が腱引きと出会ったのは、9年前に参加したヨガのイベントでした。

そのとき、ギックリ腰をわずかな施術時間で改善していただき、その驚きと感動が強く心に残りました。もともと腰を痛めやすかったこともあり、身体のメンテナンスとして定期的に腱引きに通うようになりました。

その後、義父の介護に役立てたいと思い、筋整流法の基本施術を学ばせていただきました。義父の他界をきっかけに、義父から与えてもらえた学びの機会を大切にしたいという思いが強まりました。そして今回、小口先生の最後の集中講座になると伺い、腱引き師育成講座への参加を決意いたしました。

まず、この道を学び、志すための機会とご縁をいただけましたことに、心より感謝申し上げます。

腱引き師育成講座では、筋整流法(古式腱引き)の理念――人々の健康へ貢献できるよう努力し、実践することによって社会に貢献すること――など毎朝読み上げるところから始まり、氣の引き締まる思いで学びを重ねました。

腱引きの歴史を学び、奥義は部位ごとに細かく伝授していただきましたが、「本当にこれだけで奥義なのですか?」と驚く内容もありました。その分だけ、基本施術の大切さと奥深さを改めて強く感じ、日々の研究と鍛錬が積み重なってこそ生まれる技なのだと深い感銘を受けました。解剖学や生理学など、理論の構築には難しさを感じる場面も多々あります。しかし、小口先生や先生方の施術を受けて、皆様が別人のような明るい笑顔になっていく姿を間近で拝見し、私もその笑顔に貢献できるよう成長していきたいと強く思いました。

これからも日々精進してまいります。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

T・M

小口先生、北村先生をはじめとするスタッフの方々ありがとうございました。

今回は股関節、膝、腕などを教えてもらいました。

股関節が痛くなるのは軸がずれているのが原因だからということや、またその調整方法は非常に勉強になりました。

またその深いところを緩める方法なども勉強になりました。

きっと腱引き師の熟練の方は体の使い方や相手の呼吸を読むことで、簡単に深いところに指を入れて、必要な個所だけを操作することが出来るのだろうと思いました。

また朝学校に行く前の生徒を治療するところを見学させていただいたのですが、きっと小口先生のそういう腱引き師としての姿勢が技を磨いたり、人から信用されることに繋がっているのだと思いました。

なかなか小口先生のようにはなれませんが、私も頑張っていきたいと思いました。

M・H

筋整流法腱引き合宿の1週間目の講座が終了し、多くの学びを得ることができました。

今回の内容は、

  • 奥義の伝承
  • 腱引きの歴史
  • 下肢編(股関節・足関節・足裏調整)
  • 膝の痛みと可動域の回復
  • 上肢編(手指・手首・肘調整)

といったテーマを中心に進められました。

講義では、小口先生のお話を伺うだけでなく、当時の過去の施術動画を視聴し、腱引きの最新の研究結果についても説明していただきました。これにより、技術の背景や根拠を理解しながら学ぶことができ、腱引きの奥深さをあらためて感じました。

実技では、実践を通して調整の手順や触れ方、圧の方向など、細かな感覚を体で覚えていきました。見るだけでは分からない部分を、実際に手を使いながら練習することで、少しずつ「施術の手」を作り上げていく重要性を実感しました。

特に印象に残ったのは、

「まずは基本施術の経験を積み、施術の手を作ることが何よりも大切である」

という教えです。基礎の積み重ねが施術全体の質につながることを改めて強く感じました。

また、施術における診断についても、技術だけではなく

  • バランス感覚を保つこと
  • その人をどう改善へ導きたいのか
  • 信頼される施術者になること

といった「自分のあり方」が重要であるというお話が心に残りました。

技術と精神性の両方を磨いていくことが腱引きの本質であり、施術者としての成長につながるのだと改めて理解することができました。

1週目の学びを終えて、腱引きの基礎と施術者としての姿勢を身につける第一歩を踏み出せたと感じています。残りの2週間も、今回得た学びをさらに深め、実践力と診断力を高めていきたいと思います。